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□<イラン人組織>愛知県内で抗争激化 大物幹部の強制送還で [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000057-mai-soci
<イラン人組織>愛知県内で抗争激化 大物幹部の強制送還で
7月7日15時6分配信 毎日新聞
愛知県内のイラン人組織による抗争が激化している。県警によると、イラン人同士とみられる連れ去りや発砲事件などが今年に入ってから十数件発生しており、背景には組織を仕切っていた大物幹部が強制送還されたことを受け、縄張りや薬物売買の顧客の取り合いがあるとみられる。県警が警戒を強める中、組織は離合集散を繰り返し、一部を逮捕しても全体の解明に至らず、捜査は難航しているのが現状だ。
県警によると、大物幹部は年齢不詳の自称レザー・ゾカイ元被告。愛知県内をはじめ、全国のイラン人組織に絶大な影響力を持ち、麻薬密売組織を束ねていたとされる。05年3月、名古屋市中区でイラン人男性を襲撃、殺人未遂の罪などで起訴され、強制送還された。
関係者によると、イラン人組織は麻薬のほか、売り先の顧客の電話番号が入った携帯電話機の売買も手掛ける。携帯電話には麻薬を求める連絡が入るため「客付き携帯」と呼ばれ、「良い客が付いていれば5000〜6000万円の値がつく」ともいう。
県内には名古屋市を中心とする5〜6の組織に加え、岡崎市や豊橋市などを拠点とする組織が存在する。組織は本国の出身地などで分かれ、県内の各地区で縄張りを形成している。ゾカイ元被告の送還後、組織の統率が取れず、顧客の争奪や客が付いてない携帯電話の売買を巡る問題が続発し、組織同士の抗争に発展しているという。
名古屋市千種区では先月、男性が連れ去られ、4時間後に体を粘着テープで巻かれた男性が同県春日井市のコンビニエンスストアに飛び込み、助けを求めた。男性は連れ去られた人物とみられ、片言の日本語で「警察には言うな」などと話し、立ち去ったという。このほか、今年2月に同市瑞穂区や豊橋市でも、イラン人同士とみられる抗争事件が相次いでいる。
県警はイラン人抗争に一般人が巻き込まれることを警戒し、摘発を強化。既に県内全署にも抗争に警戒するよう指示を出している。
【米川直己】
最終更新:7月7日15時8分