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(回答先: 名古屋高裁前原捷一郎裁判長 [どん底あるいは青い鳥。] 投稿者 white 日時 2007 年 7 月 06 日 19:58:24)
□[愛知・男児殺害]被告に懲役17年、逆転有罪 名古屋高裁 [Scriblerus Blog]
http://scriblerus.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_f23f.html
[愛知・男児殺害]被告に懲役17年、逆転有罪 名古屋高裁
愛知県豊川市平尾町の村瀬翔(しょう)ちゃん(当時1歳10カ月)を02年、市内のゲームセンター駐車場から連れ去り、海に投げ落として殺害したとして殺人と未成年者略取の罪に問われ、1審・名古屋地裁で無罪となった派遣社員、田辺(旧姓・河瀬)雅樹被告(40)に対する控訴審の判決公判が6日、名古屋高裁であった。前原捷一郎裁判長は「自白は自発的になされ、中核部分は客観的事実と齟齬(そご)がなく、根幹部分において十分な信用性が認められる」として1審が否定した自白調書の信用性を認定。1審の無罪を破棄し、懲役17年(求刑・懲役18年)の逆転有罪を言い渡した。
事件は、田辺被告が犯行を認めた自白調書のほかに物的証拠や目撃証言がなく、調書の信用性が最大の争点。1審は「自白は詳細で、被告が犯人である疑いをぬぐいされない」としながら「(殺害方法の変遷など)基本部分が一貫していない。捜査官が誘導した可能性を排斥できない」と、信用性を認定しなかった。
控訴審で検察側は「殺害方法は正確な表現になっただけで本質に変遷はない」と強調。田辺被告を犯人とうかがわせるポリグラフ(うそ発見器)の結果と、事件直前に田辺被告の車を見たとする目撃者2人の追加尋問で信用性を補強した。弁護側は「目撃証言は現場で田辺被告の姿を見たとの内容ではなく、ポリグラフは検査官の心証が作用し信用できない」と反論していた。
控訴審判決で前原裁判長は、田辺被告が自白した殺害方法が「突き落とした」から「投げた」に変わったのは「詳しく(捜査官が)説明を求めたためで、実質的な変遷はない」と指摘。さらに田辺被告の車を現場で見たとの目撃証言についても「信用性は高い」と判断した。
そのうえで、▽田辺被告の車に翔ちゃんの毛髪や涙の成分など遺留物がない▽「泣き声でイライラしたから」との殺害動機は不自然??などとして自白調書の信用性を疑った1審の指摘についても「動機に若干不明な点があるが、それも決定的でなく、ほかに被告が犯人でないことを示す事情は見当たらない」とした。【石原聖、岡崎大輔】毎日新聞
相変わらず世間様は、この事件の被害者の父親に厳しいね。ネット検索をかるくかけても、「おやじ、てめえがゲーセンで遊んでたからだろう!?」とか「見た目からしてチャラい」「被害者ヅラして」等々容赦がないのだ。この父親がゲーセンに遊びに行っていたんじゃなくて、図書館で書物を紐解いていたとか夜学で勉強していたとかならここまで言われなかっただろうね。
この事件の問題は被害者のおやじがゲーセン好きのチャラいオヤジということではなくて、「動機に若干不明な点があるが、それも決定的でなく、ほかに被告が犯人でないことを示す事情は見当たらない」、こういうこと言っちゃう裁判がいいのかってことなんだよね。自白中心主義が鹿児島の事件でもクローズアップされ批判されているのに、物的証拠のなさをすべて退けて「ほかに被告が犯人でないことを示す事情」なんて事を言い出してやがる。自分が犯人でない証拠なんて見つけるの大変だよ。むしろ自分が犯人であることを示す物的証拠を持って来い、話はそれからだといいたい。こんな危険な裁判を放置しておいていいのか?
この裁判長のこともネット検索かけてみたけれど、有名なのは「アイ・メンタルスクール」事件。この裁判では、今回の閻魔大王真っ青の推定有罪判決ではなくて、被告にググッと有利な「殺してしまっても反省しとけばいいからね」的な菩薩様のように優しい判決出しているのね。この裁判長、「無罪だぁ」と主張すればするほど「不届き至極」とばかり厳しいお沙汰を出し、「やりましたいまははんせいしてますけ」といえば「ウイ奴」とばかりにお上のお情けに溢れたお沙汰を出してくださるいい裁判長なのかもしれない。