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□政策通も変わり者で…ストーカー民主候補の流浪人生 [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070609.html
政策通も変わり者で…ストーカー民主候補の流浪人生
頼まれもしないのに市長選応援
知人の30代女性にわいせつ画像を繰り返しメールで送り付けたなどとして、ストーカー規制法違反容疑で愛媛県警に逮捕された元民主候補の男(38)、高知市中秦泉寺。03年から3度にわたり、愛媛県から民主党公認で国政選挙に立候補。その後、同党参院議員の公設秘書まで務めていた。政策通という評価の半面、「あんな変わり者は見たことがない」と地元政界で評判だったようだが、参院選公示直前の不祥事に地元の党関係者は「迷惑千万」と苦り切っている。
容疑者は東京・深川の出身。民主党本部で法案の立案や選対の仕事をした政策通で知られ、1997年から党愛媛県担当へ。03年から落下傘候補として愛媛で国政選挙に臨んだが、03年衆院選(愛媛2区)、04年参院選(愛媛選挙区)、05年衆院選(2区)で、いずれも自民党候補の前に敗れた。
もっとも、関係者によると相当な“問題候補”だったようだ。05年の衆院選を手伝った地元県議は、「政策はしっかりしていたが、あんなに人間的にダメでは…」と吐き捨てる。当時、容疑者は「(大票田の)今治市に親戚や友人が多くいる」と党関係者に語っていたが、実は真っ赤なウソで「選挙態勢が全く取れなかった」と地元県議。さらに落選直後、党県総支部連合会に一切報告することなく音信不通になってしまった。この非常識な行動に同連合会は激怒、“絶縁状”を叩きつけたという。
落選後はいったん政治から離れ、東京に戻ってIT関係の仕事についたと周囲に吹聴していたようだが、その後、徳島県に渡って結婚。そして05年に行われた今治市長選挙では、いきなり自民党県政調会長を務めた越智忍候補(現市長)の選挙事務所を訪ね、関係者をア然とさせる。
「突然、『応援に駆けつけました』って来てね。“応援に来てもらわんでも勝てるし、第一、頼んどらんよ”と大笑いになったことがある。不思議な人でしたねえ」(自民党県連幹部)
流れ流れた末、昨年5月から民主党推薦の無所属、広田一・参院議員(38)=高知選出=の公設秘書に就任。そしてまだ職務中の今年5月、ストーカー事件を起こすのである。
広田氏によると、先月18日に「愛媛県警から事情を聴かれた」という報告とともに、辞職を申し出てきたという。広田氏は今回非改選だが、「事務所の業務に関わった事ではないと承知していますが、事の如何を問わず私の監督責任は重いと痛感しています」と困惑を隠せない。地元党関係者は「このタイミングでこんな騒ぎを起こして迷惑千万」とカンカンだ。
容疑者が政治に関わった愛媛、高知はいずれも激戦の1人区。思わぬ“敵失”に、自民関係者からは「女性でなく、有権者を一生懸命ストーカーしていれば、当選しとったのになあ」(愛媛県連幹部)と含み笑いが聞こえてくる。
ZAKZAK 2007/07/06