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□長野・ビル放火:懲役20年を求刑 弁護側は無罪主張−−公判 /長野 [毎日新聞]
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長野・ビル放火:懲役20年を求刑 弁護側は無罪主張−−公判 /長野
6月29日12時2分配信 毎日新聞
長野市権堂の雑居ビルが昨年11月に燃えて女性が死亡した火事など3件の放火事件で起訴され、現住建造物等放火などの罪に問われた同市柳町、飲食店経営、木元淑恵被告(62)の公判が28日、長野地裁(土屋靖之裁判長)で開かれ、検察側は懲役20年を求刑した。
検察側は被告は事業経営がうまくいかない不満のはけ口として犯行に及んだと指摘。死亡者が出たことをふまえ「現場は繁華街付近であり、一歩間違えれば多数の犠牲者を発生させる危険極まりない犯行」などとした。
一方、弁護側は最終弁論で「いずれも被告は火をつけていない」と改めて無罪を主張。06年11月の火災前後について、「建物に出入りしている映像がないのに、写っていない短時間に放火したとするのは暴論」とした。
起訴状などによると、木元被告は06年11月16日午後、長野市権堂の雑居ビルに放火。木造2階建て店舗が焼け、逃げ遅れた女性が死亡。このほか、同市鶴賀西鶴賀町で06年9月29日早朝に雑居ビルの壁に放火したなどとされる。判決公判は7月18日の予定。【谷多由】
6月29日朝刊
最終更新:6月29日12時2分