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(回答先: 詐欺容疑で緒方元長官逮捕 総連本部偽装売買、東京地検 [産経新聞] 投稿者 white 日時 2007 年 6 月 28 日 22:40:33)
□緒方元公安庁長官逮捕 「総連売買」詐欺容疑 仲介の元社長らと共謀 [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000006-san-soci
緒方元公安庁長官逮捕 「総連売買」詐欺容疑 仲介の元社長らと共謀
6月29日8時0分配信 産経新聞
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の売買をめぐり、代金を支払う意思がないのに土地・建物の所有権を移転させ、35億円相当の不動産をだまし取ったとして、東京地検特捜部は28日、詐欺容疑で、元公安調査庁長官の緒方重威(73)▽不動産会社「三正」元社長の満井忠男(73)▽信託銀行元行員の河江浩司(42)の3容疑者を逮捕した。中央本部をめぐる売買交渉は、検事長などを歴任した大物検察OBが刑事責任を問われる事態に発展した。
一連の取引をめぐっては、総連側から満井容疑者に4億8400万円が提供されており、特捜部は今後、こうした不明朗な資金の流れについても全容解明を進める。
調べに対し緒方、満井両容疑者は「出資の見込みはあった」などと容疑を否認。河江容疑者は「出資は無理と伝えていた」などと大筋で容疑を認めているという。
調べでは、3容疑者は共謀し、4月中旬から5月下旬までの間、中央本部の購入代金35億円を支払う意思がないのに、総連代理人の土屋公献弁護士(84)らに「売買代金を投資する人が確実にいる」などとうそを言い、今月1日付で緒方容疑者が社長を務める投資顧問会社「ハーベスト投資顧問」に中央本部の所有権を移転登記し、土地と建物をだまし取った疑い。
緒方容疑者は購入代金の出資の見込みがないのに、出資可能との虚偽の報告書を総連側に提出していた。満井容疑者は売買交渉の仲介役、河江容疑者は購入代金の出資者の勧誘役だった。
緒方容疑者は登記前日の5月31日、満井容疑者が顧問を務める都内の会社で、土屋氏らと売買契約を締結。その場でも緒方容疑者らは「投資家は登記手続きができて初めて安心して金が出せると言っている。先に登記を移してから代金を支払うのが絶対条件」と話し、土屋氏らに登記直後に代金が払われると信じ込ませていた。
特捜部は13日、不正登記した電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで緒方容疑者の自宅などを家宅捜索。しかし、売り主の総連側にとっては取引実体があったとし、同容疑は該当しないと判断した。
緒方容疑者はこれまでの記者会見などで、ハーベスト社への所有権移転登記について、中央本部の差し押さえを回避するためだったと説明。「資金集めの努力をしたが失敗した」などと釈明していた。
土地・建物の登記は今月18日に総連側に戻す手続きがされているが、特捜部は緒方容疑者らによる犯行は既遂と判断、逮捕に踏み切った。
公安調査庁のコメント「すでに退職した個人の行為とはいえ、元公安調査庁長官が詐欺罪で逮捕される事態に至ったことは誠に遺憾である」
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【用語解説】朝鮮総連中央本部売却問題
在日朝鮮人系信用組合の不良債権をめぐり、整理回収機構(RCC)が平成17年11月、総連に600億円を超す債務返済を求め提訴。今年6月12日に総連中央本部の土地・建物の所有権が、元公安調査庁長官の緒方重威容疑者が代表取締役を務める「ハーベスト投資顧問」に移転したことが発覚した。緒方容疑者と総連側代理人の土屋公献弁護士は「RCCによる本部の差し押さえを防ぐため、35億円で売買契約を結んだ」と説明したが、代金の決済はされなかった。東京地裁は18日の判決で総連に約627億円の返済を命じた。土屋氏は判決に先立ち所有権を総連側に戻す手続きをし、RCCは既に差し押さえ手続きに入っている。
最終更新:6月29日8時0分