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(回答先: 緒方元公安庁長官を逮捕=朝鮮総連本部売買で詐欺容疑−東京地検 [時事通信] 投稿者 white 日時 2007 年 6 月 28 日 22:35:20)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070629it01.htm?from=top
元長官逮捕 背後に何があったのか
2007年6月29日
なんとも謎の多い事件である。元公安調査庁長官がかつての監視対象だった朝鮮総連中央本部の売却話にからんで詐欺の疑いで逮捕された。背後に何があったのか明らかにしてほしい。
「中央本部の差し押さえを防ぐため三十五億円で売買契約を結んだ」
公安庁の元長官だった緒方重威(しげたけ)容疑者は、朝鮮総連中央本部の土地・建物の購入が表ざたになったとき、こう説明した。
ところが、東京地検特捜部による逮捕容疑は詐欺罪だった。朝鮮総連側に代金三十五億円を支払うつもりがないのに、自らが社長を務める「ハーベスト投資顧問」に土地・建物の所有権を移転させ、だまし取った疑いだという。
こんな手口で法の網をくぐろうとしたのなら、お粗末としか言いようがない。緒方容疑者は公安庁長官だけでなく、最高検公安部長や高検検事長も歴任している人物だ。
今回の事件は司法機関や情報機関の信用にも深くかかわる。複雑な売買契約までの経緯や背景。売買代金とは別に億単位の金が総連側と元長官との間で動いたともいわれる。不可解な部分が多い。闇の部分にも光を当ててほしい。
もともと、この事件は謎が多い。
まず元公安庁長官と朝鮮総連との取り合わせが奇妙だ。朝鮮総連は、破壊活動防止法に基づいて公安庁の調査対象になっている。
この売却話は、在日朝鮮人系の朝銀信用組合の不良債権をめぐり、整理回収機構が二〇〇五年、朝鮮総連に六百二十七億円の返済を求めて提訴したことに発端がある。
東京地裁は、さる十八日に全額の返済を命じた。個人・法人名義の六百億円余は実質的に総連への貸し付けと認定したからだ。
この巨額な資金の返済のめどはたっていない。本国の北朝鮮への送金、総連直轄事業の失敗の穴埋めなどに使われたともいわれているが、真相は不明のままだ。
緒方容疑者はこうした経過を最もよく知る立場にあった。「中央本部には北朝鮮の大使館的役割があり、在日朝鮮人の権利保護が必要」(緒方容疑者)というきれい事でないこともよく知っているはずだ。
また、朝鮮総連の最高実力者といわれる許宗万責任副議長は、取引仲介者らに数億円を提供したといわれる。中央本部の差し押さえを回避するためだろうが、総連のかかわりも謎のままである。
今回の売却話を解明することは、朝鮮総連にもまつわる不可解な部分を解くことにもつながる。
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(注)
結局緒方氏は一貫して朝鮮総連の敵だという位置付けにされるようです。
なお朝日新聞のヘッドラインはすっかり検察路線で『親密に「裏ビジネス」 緒方元長官と満井元社長』および『元検事長でも顧問先探し苦労 肩書利用狙う危ない依頼も』です。