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□母娘麻薬密輸事件:何も知らぬ母娘、麻薬の運び屋? 背景に巨大犯罪組織 /千葉 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000109-mailo-l12
母娘麻薬密輸事件:何も知らぬ母娘、麻薬の運び屋? 背景に巨大犯罪組織 /千葉
6月26日13時1分配信 毎日新聞
◇「一緒にドイツ観光を」持ちかけられ−−MDMA持ち込み
「一緒にドイツ観光しないか」。たまたまタクシーの客として乗せた男から、こう持ちかけられ、何も知らない母娘は、麻薬の運び屋に仕立て上げられた。母娘は今年3月、港湾での麻薬押収量としては過去最多(末端価格約3億6000万円)の合成麻薬「MDMA」を持ち込もうとしたとして、成田空港の税関職員に発見され、麻薬取締法違反容疑などで逮捕、起訴された。その後の関係者の証言などから、一般人が国際的な薬物犯罪に組み込まれていく実態が浮かび上がった。【寺田剛】
起訴されたのは、三重県桑名市、元タクシー運転手、杉浦美保子被告(61)と娘の同県菰野町、無職、夕子被告(25)。今月7日、千葉地裁でそれぞれ懲役14年、同13年の実刑判決を受けた(その後控訴)。美保子被告が同県内で、たまたま大須賀和太郎被告(55)=同罪で公判中=を客として乗せたことから「事件」は始まった。
ホステスの運転手をしていた大須賀被告は、知人の暴力団員の依頼で、04年から麻薬の運び屋として、犯行を繰り返していた。その後、大須賀被告は犯行発覚を恐れ、密輸の実行役を探すようになる。巧妙な手口で誘い込んだのが、この母娘だった。
最初は大須賀被告が運び屋になり、美保子被告らは観光を楽しむだけ。「ただで観光ができるなら」と、2人は喜んで同伴を重ねた。2人が渡航に慣れてくると、大須賀被告はドイツ国内のホテルでスーツケースを受け取って帰国するよう指示した。スーツケースには、末端価格で数億円の麻薬が入っていた。スーツケース一つにつき報酬は50万円。大須賀被告は2人に20万〜25万円を渡していた。
04年9月から15回の渡航を重ねた2人には、報酬をもらいながらも、麻薬を運んでいるというはっきりとした認識はなかったと主張している。
大須賀被告は「約40回の渡航を仲介した。依頼した運び屋は計6人」と証言している。そのうち逮捕されたのは母娘を含め3人。捜査当局幹部は、今回の事件について「トカゲのしっぽ切り」と述べ、背景に複数の運び屋を操る巨大な犯罪組織があったとみている。
6月26日朝刊
最終更新:6月26日13時1分
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投稿者 white 日時 2007 年 6 月 07 日 22:44:12: QYBiAyr6jr5Ac
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http://www.asyura2.com/07/nihon23/msg/241.html
投稿者 white 日時 2007 年 4 月 14 日 00:09:55: QYBiAyr6jr5Ac