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東京新聞6月22日朝刊の記事です。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007062202026164.html
『1億円受領』と認める 緒方元長官 仲介役元社長から
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が中央本部(東京都千代田区)の差し押さえを免れようと、所有権を緒方重威(しげたけ)元公安調査庁長官(73)が代表の投資ファンドに移した事件で、緒方元長官が東京地検特捜部の事情聴取に「仲介役の元不動産会社社長(73)から一億円を受け取った」と供述していたことが分かった。緒方元長官はこれまでの東京新聞の取材に「一億円は預かった」と説明していた。特捜部は、この一億円が総連側から元社長に提供された約四億八千万円の一部の可能性もあるとみて詳しく調べている。
関係者によると、朝鮮総連の許宗万(ホ・ジョンマン)責任副議長(76)は、二十年ほど前から知り合いだった元不動産会社社長に、中央本部会館の売却先の紹介を依頼。
元社長は今年四月上旬ごろ、親しかった緒方元長官に協力を要請して承諾を得た。その後、元社長は緒方元長官を許氏に紹介、投資ファンドを組織して中央本部会館を約三十五億円で購入することで合意。緒方元長官が「ハーベスト投資顧問」の代表に就任した。
許氏はこのころ、元社長に約四億八千万円を提供。内訳名目は、総連が会館売却後にハーベスト社に支払う年間損害金(家賃)三億五千万円や元社長への仲介手数料一億円などとみられていた。
緒方元長官は、元社長から一億円を渡されたが、本紙のこれまでの取材に「元社長から一億円を預かり、私の貸金庫に保管している。元社長が総連から受け取った金かどうかは分からない」と説明していた。
緒方元長官は特捜部の聴取に一億円の受領は認めながらも、周辺に「いろいろな仕事で集まった金で、今回の取引とは無関係」と説明しているとされる。
特捜部は、緒方元長官が中央本部会館の所有権移転に協力することに関連し、許氏側が元社長に提供した資金の一部だった可能性もあるとみて、金の流れや趣旨の解明を進めている。
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6月14日の記事(中日新聞)ではこうでした。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200706140340.html
売買成立で報酬1500万 総連本部取引で緒方元長官 '07/6/14
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物の売買取引に絡み、購入会社社長で元公安調査庁長官の緒方重威弁護士(73)は、売買成立時に一千万円、さらに年間百万円の報酬を五年間にわたって受け取る予定だったことが十四日、分かった。
購入会社は中央本部の明け渡し猶予期間を設ける代わりに、朝鮮総連から年間三億五千万円の損害補償金を受け取る契約を結んでおり、この中から緒方弁護士への報酬が支払われる予定だったとみられる。
緒方弁護士らによると、投資顧問会社「ハーベスト投資顧問」(東京都目黒区)は五月末、朝鮮総連と三十五億円での売買契約を締結し、六月一日付で所有権の移転を登記。投資家から資金を集めて購入代金に充てる計画だった。
契約では、締結後五年の間に朝鮮総連が買い戻したい場合の売買予約を認めた上で、最低一年間は中央本部の明け渡しを猶予。その代わりに朝鮮総連から売買代金の一割を損害補償金として受け取ることになっていた。
五年間は土地・建物を転売せず、その間に朝鮮総連が資金を調達する構想だったが、取引が報道で表面化。投資家が出資に難色を示したため売買契約は白紙撤回される見通しとなり、
緒方弁護士はこれまでに報酬を受け取っていないという。
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