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□金総書記にも絶対的信頼、総連のドン“許副議長”素顔 [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007061921.html
金総書記にも絶対的信頼、総連のドン“許副議長”素顔
独自の経済活動、北へ巨額送金
朝鮮総連中央本部の売却問題。売却代金が支払われる前に巨額の謝礼金を仲介者に渡すなど、水面下で暗躍したのが許宗萬(ホ・ジョンマン)責任副議長(72)だった。長年、総連のトップに君臨し、金正日(キム・ジョンイル)総書記(65)からの絶対的な信頼を得ている許副議長とは一体、何者なのか−。
元公安調査庁長官の緒方重威(しげたけ)氏(73)によると、緒方氏が代表取締役を務める投資顧問会社に35億円で売却される目途が立った11日、許副議長から「仲介者の元不動産会社社長(73)に4億円を渡した」と聞いたという。
許副議長が総連の“金庫番”として、中央本部の差し押さえ阻止に動いていたことを裏付ける重要な証言だ。
今でも隠然と総連を支配する許副議長は韓国・慶尚南道古城出身といわれ、1959年から総連での活動を開始した。
総連幹部の多くが朝鮮大学校卒でエリートコースを歩んでいる中、東京朝鮮高校卒の許副議長は巧みな交渉術と行動力で頭角を現していった。
許副議長は北朝鮮の主体(チュチェ)思想には関心を示さなかったとされるが、「本国への巨額な送金には心血を注いだ」(公安関係者)。
本国への送金は在日朝鮮人の商工人から集めた巨額の寄付金だけでは飽きたらず、総連が独自に経済活動をして利益を送金しようと画策。学校を含めた総連関連施設を担保に朝銀信用組合から融資を引き出し、パチンコ店の経営や不動産取引に乗り出した。
「バブル景気に乗って相当額が北朝鮮に流れた」(同)といい、許氏も86年9月に中央委員会副議長、93年には責任副議長という権力を集中させたポストを創設し、自ら就任することで総連を事実上、手中に収めた。
巨額の送金で金総書記からも信頼を勝ち取り、94年の訪朝時には白馬に乗って現れた金総書記から「一緒に乗らないか」と誘われたエピソードを自ら明かしている。
韓国誌によると、日本政界にも深く食い込んでおり、故・金丸信元自民党副総裁や小泉純一郎前首相の訪朝を手引きしたとされる。
一方、バブル崩壊後は目論見が崩れ始める。不正送金疑惑が取りざたされ、融資が焦げ付いた朝銀は破(は)綻(たん)に追い込まれた。
「それでも許副議長の立場は不動だったので、在日商工人らがソッポを向き始めた。そもそも総連中央本部の売却額35億円は豪華なパチンコ店を1軒を出すのと同程度。昔なら申し出もあっただろうが…」(元在日朝鮮人)
こうした責任逃れから一時は30万人を超える在日に支持された総連も、脱退者が相次ぎ、現在は10万人を切っているともいわれている。
コリア・レポート編集長の辺真一氏は「現在の議長でも彼(許副議長)の首に鈴を付けることはできない。許副議長が自主的に総連を牛耳り、金庫を握っていた結果、総連は最大の危機に追い込まれた。今の総連には自浄能力はない。地方支部から高まる責任追及にかかっているのではないか」と話している。
ZAKZAK 2007/06/19