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(回答先: 2億1000万円相当を着服＝絵画など、元証券社員を逮捕−警視庁 [時事通信] 投稿者 white 日時 2007 年 6 月 14 日 16:17:43)
□藍沢証券２億円横領男の老親が吐露した辛い心中 [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007061516.html
藍沢証券２億円横領男の老親が吐露した辛い心中
ゴルフ会員権など会社の資産を勝手に売り、代金を着服したとして業務上横領容疑で警視庁捜査２課に１４日、逮捕された藍沢証券の元経理部マネジャーの男（４３）。使い込み額は１億５００万円に達し、そのほとんどを銀座での豪遊にあてていた。あきれた息子の愚行を年老いた両親がざんげする。
調べによると、容疑者は、資産管理担当という立場を利用して２００３年５月から０６年６月まで十数回にわたり、同社の資産の絵画やゴルフ会員権など二十数点（約２億１０００万円相当）を無断で売却。代金約１億５００万円を銀座や大阪の高級クラブでの飲食代として着服した疑い。
「（使い込みが発覚してから）この３カ月は狐につままれたみたいな気持ちだった」（父親）
記者を自宅に招き入れ、取材に応じた容疑者の父親（６９）と母親（７０）が、辛い心の内を明かす。
容疑者は、東京都内の会計専門学校を卒業後、別の証券会社に就職。１９９２年に藍沢証券に転職し、会計畑を歩んだ。評価は高く、異例の出世を遂げ、両親も「しっかりやっている」と信頼しきっていた。
東京都内のマンションでもうすぐ結婚２０年となる妻（４２）と長男（１５）、二男（１２）とともに暮らしていたが、使い込み発覚後の３月末に別離。つくばエクスプレス三郷中央駅から３キロほど離れた埼玉県東部にある実家に身を寄せていた。
容疑者が、逮捕までの３カ月、息を潜めるようにして過ごした部屋は「１億も使い込んだ男が、こんなに貧相な物しか持っていないのか」と父親も驚くほどのわびしいものだった。
持ち物は５着ほどのコートとわずかな着替え。日本酒が８本。棚には沢田研二やさだまさし、長渕剛など数枚のＣＤと島田洋七のベストセラー「がばいばあちゃん」１冊だけ。ただ、母親が「少し見えっ張りの所があった」というように銀座豪遊時代の名残なのか、デュポンなどの純金高級ライター５本がハンカチの上に大事そうに並べられていた。
借金返済のため、愛車であるボルボのセダンを売却し、逮捕直前の足代わりは２０万円弱の１２５ｃｃのバイク。
連行される朝、「２階に上がって下りてきたら手錠と腰縄をされていた。その姿を見たら、泣けてきた…」。母親はそう言ってうつむく。
「息子は頭も薄く地味で、もてるタイプではない。酒もそんなに飲まなかったのに…。遊び慣れてないから舞い上がったんでしょう。憎らしいと思う半面、やせ細った姿を見るとやはり親ですから」（母親）
「コツコツためて買った」（父親）という３０坪・４ＤＫの一軒家でつましい年金暮らしを送る老夫婦を襲った魔が差すような現実。信頼を裏切った息子の罪は重い。
ZAKZAK 2007/06/15
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