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(回答先: 相続税脱税:容疑で3人逮捕 “闇の蓄財”解明へメス /滋賀 [毎日新聞] 投稿者 white 日時 2007 年 6 月 06 日 16:08:59)
□上多良漁協脱税:堤防敷不法占有、補償金見過ごし…問われる県の“弱腰”対応 /滋賀 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070607-00000263-mailo-l25
上多良漁協脱税:堤防敷不法占有、補償金見過ごし…問われる県の“弱腰”対応 /滋賀
6月7日17時1分配信 毎日新聞
上多良漁協(米原市)元幹部の妻、川森千恵子容疑者(69)ら3人が逮捕された相続税約14億円を脱税した事件で、川森容疑者らが堤防敷で「倉庫」として許可を取った建物を「住宅」として違法に使用し、県が内部を確認せずに事実上、放置していたことが6日、分かった。同漁協は漁業収入の何倍もの不自然な漁業補償金を得ていたのに、常例検査をした県は見過ごし、03年に元幹部ら8人が恐喝容疑などで逮捕された。今も変わらぬ県の弱腰な対応が改めて問われそうだ。【近藤希実】
大津地検と大阪国税局が5日に家宅捜索した川森容疑者の自宅は鉄骨2階建て288平方メートルで、95年に天野川の堤防敷に建設。同漁協の養殖場「天の川鮎苗(あゆなえ)出荷場」の「事務所併用倉庫」として届け出た。しかし、恐喝事件の際、県警が元幹部らを問いつめると、「遠方からアユの取引に来る人の宿泊施設」と釈明したという。
自宅と隣接する鮎苗出荷場は、琵琶湖総合開発(72〜97年)の補助事業などで、同漁協が72〜85年ごろ建設。元幹部や川森容疑者が実質的に経営していた。堤防敷は公共用地のため、当初は旧米原町(現米原市)が県に占用許可を申請し、占用料は「町の申請のため、全額免除していた」(県河港課)という。
県警は恐喝事件の際、自宅の不法占有を県に通報。しかし、県は申請者を町から漁協に替えさせただけで、「漁具倉庫」の建前はそのまま認め、1年ごとの更新の際にも外観写真だけで確認してきた。占用料は「額は個人情報なので言えない」(同課)という。毎日新聞の取材に対し、河港課は「一度現場確認した時は倉庫だった。ずっと、倉庫として使っていると信じて中は見ていない」と釈明した。
恐喝事件当時も同漁協は漁業収入が年間約200万円しかないのに、5年間で約4000万円も漁業補償金があったが、県は2年に1度の常例検査でも問題にしなかった。恐喝事件の県警の調べに対し、元幹部らは「逮捕されるまで、ずっと所得税を払っていなかった」と供述し、アユの養殖事業が蓄財の主舞台となっていた。脱税事件は大津地検が捜査中だが、再発防止策として“陸の漁師”の横暴に対する行政のチェック機能の強化が求められている。
6月7日朝刊
最終更新:6月7日17時1分