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(回答先: <御殿場強姦未遂>当時16歳少年に有罪判決 弁護側は控訴 [毎日新聞] 投稿者 white 日時 2007 年 5 月 29 日 23:00:04)
□御殿場の婦女暴行未遂:元少年また1人有罪 冤罪主張の家族ら反発 /静岡 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070530-00000120-mailo-l22
御殿場の婦女暴行未遂:元少年また1人有罪 冤罪主張の家族ら反発 /静岡
5月30日13時1分配信 毎日新聞
◇否認供述を信用せず−−地裁支部判決
◇即日控訴、舞台は高裁へ
またも有罪判決――。御殿場市で01年に起きたとされる少年10人による強姦(ごうかん)未遂事件で、同罪に問われた当時16歳の男性被告(21)に、地裁沼津支部は懲役2年6月・執行猶予4年(求刑・懲役3年)の有罪判決を下した。05年に同地裁がリーダー格の4被告に対して懲役2年(求刑・同3年)を言い渡したのに続く有罪判決で、冤罪(えんざい)を主張してきた被告や家族、弁護団は強く反発している。【浜中慎哉、山田毅、中嶋真希】
1年半前、4被告に実刑判決を言い渡した姉川博之裁判長が、今回作成した判決文は、被告や4被告以外の少年5人の供述についての見解も示され、計44ページに及んだ。
判決は、被告と少年5人全員の自白供述を「供述の根幹部分は少女の供述と一致する。本人でなければ分からない事情や心情も交えた供述で、信頼できる」とする一方、否認供述は「否認に転じた経緯は不合理で、信用できない」とした。
また、弁護側の「現場から500メートルしか離れていない気象観測所のデータから推測すると、犯行時間帯の現場は降雨だった可能性が高いにもかかわらず、少女らに雨の供述がないのは不自然」との主張に対しては、「距離のみから降雨の有無を判断することはできない」と退けた。
ただし、先の4被告とは異なり、「(捜査機関が)裏付け捜査を怠ったため審判が長引き、犯行から既に5年以上が経過している」「被告は従属的立場だった」などと、被告個人の情状が考慮され、執行猶予がつけられた。
◇量刑理由にうなだれ−−傍聴席から怒号、一時騒然
被告は黒色のスーツに白色のワイシャツ姿で入廷。冒頭に判決が言い渡されても動揺する様子はなかった。判決文が読まれた約3時間半、時おりうつむき小さく首をふりながらも終始落ち着いた様子だったが、判決を代読した原啓裁判長が最後に「少女の人格を踏みにじり酌量の余地はない」など量刑理由を読み上げると、首をうなだれ、拳でひざを何度もたたいた。判決文を裁判長が読み終わると、傍聴席からは裁判官席に向かって「恥を知れ」などと声が飛び、一時騒然となった。
弁護側は判決後、不当判決として即日控訴。被告は弁護士を通して「『無実は無罪に』という当然のことが実現されず無念です。私は16歳のとき、突然逮捕され、少年審判を経て既に5年余り、私の無実を信じてくれる家族や友人のおかげで、重圧につぶれず、前向きに生きてきました。控訴審でもこれまでと同様に闘う覚悟です」とコメントを発表した。
判決後会見を開いた「えん罪御殿場少年事件無実の少年たちを守る会」の諏訪部修代表は「2年前に地裁で4人に出された判決内容とほとんど変わっていない。いったいどういう法に基づいて、なかった事件に有罪判決を下すのか」と怒りをあらわにした。現在地裁沼津支部で保護処分取り消しの再審を待つ仲間の元少年の母親は「裁判を聞いても事件があったという明確な理由が見えてこない」と声を荒らげた。【山田毅】
5月30日朝刊
最終更新:5月30日13時1分