★阿修羅♪ > 日本の事件24 > 718.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□盗掘品の瓦など競売 古物商に男が持ち込む 柏原「田辺廃寺跡」 [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070529-00000025-san-soci
盗掘品の瓦など競売 古物商に男が持ち込む 柏原「田辺廃寺跡」
5月29日15時54分配信 産経新聞
大阪府柏原市の国指定史跡「田辺廃寺跡」の塔や金堂跡が一昨年12月に盗掘された事件で、盗まれた瓦などが古美術商主催のオークションに出品されていたことが28日、柏原署の調べでわかった。同署はオークションに持ち込んだ男が何らかの事情を知っている可能性があるとみて、窃盗と文化財保護法違反の疑いで捜査している。
調べでは、田辺廃寺跡は同市田辺の春日神社境内にあり、平成17年12月、巡回中の宮司が掘り返された跡があるのを発見。建造物の屋根の軒先に使われていた瓦のほか、「●(せん)」と呼ばれる古代のレンガなど計約40点が盗まれているのがわかり、同市教委が府警に告発していた。
その後の捜査で、昨年11月、京都市内の古美術商が主催するオークションに、盗まれた瓦に似たものが出品されていたことが判明し、柏原市教委などが落札者から回収して鑑定したところ、盗品と一致。昨年3〜5月、男が古物商を訪れ「処分してほしい」と瓦などを持ち込んできたという。
瓦などが埋蔵された地点を中心に盗掘していることから、府警はこの遺跡に詳しい人物の犯行とみている。
同遺跡は7〜8世紀初めにかけ、渡来系氏族の田辺氏が建てたとされる古代寺院。昭和46年に府教委が発掘調査し、金堂南側の左右に2つの塔がある「薬師寺式」伽藍配置が確認され、同52年に国の史跡に指定された。
●=つちへんに専
最終更新:5月29日15時54分