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□小学教頭185万円着服 北九州市懲戒免職 [西日本新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070524-00000002-nnp-l40
小学教頭185万円着服 北九州市懲戒免職
5月24日10時7分配信 西日本新聞
北九州市教育委員会は23日、PTA積立金などから少なくとも約185万円を着服したとして、同市小倉南区の市立北方小学校の男性教頭(54)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。教頭は管理能力不足のため、4月から市教育センターで研修中だった。他にも着服の疑いがあり、市教委は調べる。
市教委によると、教頭は2005年7月、創立100周年記念行事に向けた同校の積立金140万円を口座から引き出した。05、06年度分も入金せずに、計160万円を着服した。同校は1991年度から、PTA会費のうち毎年10万円ずつを積み立てていた。
市教委は、通帳、印鑑は校長と教頭が別々に学校で保管するよう通知しているが、同校では教頭が一括して自宅に所持。5月になって通帳などが学校にないと気づいた校長が確認し、発覚した。
教頭は、地域住民らが学校内を見守るスクールヘルパー事業や人権研修に教諭を派遣する事業など、06年度の学校事業に絡む約25万円も着服。領収書を偽造して、ヘルパーや教諭の人数を水増し請求していた。
教頭には約800万円の負債があり、市教委に「パチンコの借金返済のため」と動機を説明。185万円は返済したが、教頭は別の学校事業に絡んでも着服があると話しているという。
教頭は04年4月に同校に着任。ずさんな事務処理が相次ぎ、能力不足と判定された。同校では現在、別の教頭が勤務している。
=2007/05/24付 西日本新聞朝刊=
最終更新:5月24日10時7分