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福島・生首猟奇事件 17歳少年が親の首を切った背景 [日刊ゲンダイ]
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投稿者 white 日時 2007 年 5 月 19 日 10:10:40: QYBiAyr6jr5Ac
 

(回答先: 母殺害容疑の高3、動機「見えない」…接見の弁護士が会見 [読売新聞] 投稿者 white 日時 2007 年 5 月 18 日 16:18:44)

□福島・生首猟奇事件 17歳少年が親の首を切った背景 [日刊ゲンダイ]

 http://news.livedoor.com/article/detail/3168147/

福島・生首猟奇事件 17歳少年が親の首を切った背景
2007年05月19日10時00分

 母親(47)を殺害し、その生首を持って、警察に自首した17歳の高校生は、会津若松署の調べに対し、「殺すなら誰でもよかった」などと供述。自首する前は首を持ってネットカフェに行き、米国の人気バンドのDVDを見ていた。未成年による首切断は97年の酒鬼薔薇事件以来。少年はなぜ親の首を切り落としたのか。

●山あいの小さな集落に衝撃

 少年の通っていた会津若松市内の県立高校は地域でも有数の進学校だ。6割が進学し、国公立大にも多くの合格者を出している。少年は理科系で国公立大進学を目指していた。中学時代はスキーの選手で、熱心にジャンプをやっていたという。

 生徒の様子が一変したのは高校2年の後半から。昨年9月頃から休みがちになり、3年の新学期が始まると、ほとんど姿を見せなくなった。

「クラスに溶け込めず、居場所がつくれなかったようだ」と担任は話している。母親に連絡すると、「学校に行く気がなえている」「病院に行ったら、時間をかけて様子を見るよう主治医に言われた」と話したという。

 典型的な不登校だが、首を切り落とし、警察に持っていくのは異常すぎる。よっぽど、親に恨みがあったのか。

 少年の実家は会津若松からさらに車で1時間の大沼郡金山町にある。冬になると、3メートルも雪が積もる豪雪地帯だ。温泉宿が点在し、美しい山々が連なり、湖がある。国道を走っていくと山間に小さな集落が見えてくる。

「少年が通っていた中学校は25人しか生徒がいない。会津若松の高校に進学したのはこの少年だけで友達ができなかったみたいです」(地元関係者)

 集落は30〜40世帯で、老人ばかり。異常な事件に口を閉ざす住民が多かった。一家は父親が農協職員で母親は臨時雇いの保育士。少年は3人兄弟。祖父母もいっしょで、大家族だ。少年の実家は今年2月、土砂崩れで流された。さまざまなプレッシャー、ストレスが重なったのかもしれない。上智大名誉教授の福島章氏(犯罪心理学)はこう言う。

「精神病の初期の段階に殺人衝動が高まる。これは10代の若者の特徴としてよくあるケースです。でも、首を切断し、それを警察に持っていくのは聞いたことがない。供述が論理的に破綻している部分もあるし、妄想に駆られていたフシもある。断定はできないが、過去の事例を見る限り、首を切断するのは、相手に対して恐怖心を抱いているケースが多い。生き返って復讐されることを恐れ、確実に殺すために首を切断するんです」

 事件の解明はこれからだ。

≪少年「バラバラ」狙う≫

●右腕も切断、植木鉢に

 アパートで発見された母親の遺体は、頭部のほか、右腕も付け根から切断されていた。少年はバラバラを狙ったが、途中で断念した可能性がある。

 さらに切断した右腕には不可解なことに白いスプレーがかけられ、室内の植木鉢の上に置かれていた。少年は、「首はノコギリで切断した」と供述。数日前に市内のホームセンターで購入したとみられる。

 また、遺体の首と頭には包丁で刺された傷が複数あったが、司法解剖の結果、死因は頚動脈切断による失血死だった。母親は、生きたまま首を切られたとみられる。

【2007年5月16日掲載】


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