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(回答先: <立てこもり>民家に拳銃男 男女と警官負傷 愛知・長久手 [毎日新聞] 投稿者 white 日時 2007 年 5 月 17 日 19:21:01)
女性人質の発砲元組員、2警官を殺傷…SAT隊員死亡は初
元暴力団員に撃たれ、倒れている警官。その後、救出された=読売ヘリから
愛知県長久手町の住宅街で17日午後、元暴力団組員の男が拳銃を発砲して妻とみられる女性を人質に籠城(ろうじょう)する事件が発生、男に撃たれた警察官1人が死亡、別の警察官も重傷を負った。男の長男と二女も撃たれた。
警察庁によると、死亡したのは同県警特殊部隊(SAT)の隊員で、SAT隊員が現場で死亡したのは初めて。県警は、警察官170人態勢で現場を包囲、殺人、殺人未遂事件として、男の身柄確保に全力をあげている。
県警によると、立てこもっているのは同町長配(ちょうはい)、大林久人容疑者(50)。17日午後3時45分ごろ、大林容疑者方から「父親が拳銃を持って暴れている」と男性の声で110番通報があった。県警愛知署員らが現場に駆けつけたところ、大林容疑者が拳銃を数発発砲。このうち1発が、同署長久手交番の木本明史巡査部長(54)に命中した。木本巡査部長は、玄関前に倒れたままとなり、午後9時20分ごろ救出されたが、周辺警戒に当たっていた林一歩(かずほ)巡査部長(23)が左胸を撃たれた。林巡査部長は18日午前0時14分、死亡が確認された。林巡査部長は防弾チョッキを着ていたが、チョッキのすき間の左鎖骨から入った銃弾が心臓に達した。死因は出血死だった。
盾を持った機動隊員らは横一列になって突入し、木本巡査部長を助け出した。大林容疑者は建物から顔を出し、大声を上げながら拳銃を数発発砲、林巡査部長が撃たれたという。大林容疑者が立てこもっているのは、自宅に隣接する平屋建ての建物。大林容疑者は、娘と話をさせるよう要求する一方、「近づくと撃つ」と威嚇、捜査員が近づけず、木本巡査部長の救出活動が難航した。
県警捜査1課と同署は周囲300メートルを立ち入り禁止にし、周辺住民に外出を控えるよう呼びかけた。
撃たれた家族は、大林容疑者の長男健人(けんと)さん(25)と二女里紗さん(21)。健人さんは腹、里紗さんは太ももを撃たれているが、命に別条はないという。
最初に110番があった数分後、女性の声で「父は落ち着いている。興奮するから近づかないでほしい」と再び通報があった。木本巡査部長らが現場に到着したのは、この直後だったという。
現場近くの商社では、男性社員が「午後4時前に『パンパン』と拳銃を発砲するような音が2、3回聞こえ、直後に救急車とパトカーが来た。事件と聞いて驚いている」と話した。
現場は東名高速道路名古屋インターチェンジの東南約3キロにある住宅地の一角。道路を挟んで東側に愛知学院大学、数百メートル北に小、中学校がある。
(2007年5月18日2時4分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070517it11.htm?from=top