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□詐欺:社会保険事務所職員装う男、高齢者から個人情報聞き出し /大阪 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070515-00000270-mailo-l27
詐欺:社会保険事務所職員装う男、高齢者から個人情報聞き出し /大阪
5月15日17時2分配信 毎日新聞
◇「基礎年金番号が変わりました」
◇大阪社保事務局「金目当ての詐欺。注意を」
「年金が満額受け取れなくなります」「あなたの基礎年金番号が変わりました」――。社会保険事務所職員を装う男に、金をだまし取られそうになったり、個人情報を聞き出されそうになった高齢者らが相次いでいる。大阪社会保険事務局は「氷山の一角」とみて、注意を呼びかけている。
昨年度、同局に寄せられた不審な訪問や電話の相談は計27件。うち12件が金目当ての詐欺とみられ、70〜80代の女性4人が実際に1〜3万円をだましとられたという。
手口は「今、3万円払えば、14万円の老人手当がもらえる」「特別にもらえる年金があるから手数料を払って」などと多様で、4人はいずれも訪ねて来た男に金を渡していた。
今年度に入り、60代の府民が「年金を満額受け取るには、現在受け取っている年金の一部返納が必要」とだまされそうになった。また、個人情報については、今年度に入り、既に10件(昨年度15件)の報告が寄せられている。電話を使う手口が大半で、「基礎年金番号が変更された。記録を確認したい」と勤務先や経歴などを聞き出す手口という。
また、会社に対しても「制度改正で60歳以上の健康診断が無料になります」とウソをつき、60歳以上の従業員の氏名や住所などを巧みに聞き出そうとする。
同局は「社会保険手続きで手数料を徴収したり、電話で個人情報を聞き出すことは一切していない」と話している。【大場弘行】
5月15日朝刊
最終更新:5月15日17時2分