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□天理の5人死亡火災:事件性、極めて薄く 出火原因は、いまだに不明 /奈良 [毎日新聞]
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天理の5人死亡火災:事件性、極めて薄く 出火原因は、いまだに不明 /奈良
5月10日18時1分配信 毎日新聞
◇火災から1カ月 謎多い家族の暮らし
天理市で一家5人が死亡した民家火災から10日で1カ月になる。司法解剖で5人の身元が特定され、全員の死因が一酸化炭素(CO)中毒で外傷もないことが判明、事件性は極めて薄くなっているが、ゼロになってもいない。一家の暮らしぶりなど分からないことが多く、県警は今も出火原因を断定していない。
火災は4月10日午後5時ごろ、天理市森本町の森岡正好さん(56)方で発生。木造平屋の住宅と東側の空き家計約200平方メートルを全焼した。森岡さん▽母ノブさん(82)▽弟正次さん(54)▽妹の多田光子さん(49)の4人が8畳間、妹の森岡保子さん(46)が6畳間から遺体で見つかった。ノブさんは寝たきりで目も不自由だった。
県警は夕方の火事なのに5人全員が死亡した点に注目。無理心中の可能性や事件性の有無を調べてきた。この1カ月の捜査で新たに分かったのは、焦げた炭が風呂のたき口の外に積まれていたこと。森岡さん方の風呂は家の外にあり、炭と灯油を併用して湯を沸かす方式。最も激しく燃えた玄関付近と風呂の距離は約1メートル。玄関は床上より床下の燃え方が激しかった。捜査幹部は「火が床下に移り、広がった煙を吸って動けなくなり、火事に気付くのが遅れたのではないか」と推測する。
ただ、仮に炭が火種だったとしても、なぜたき口付近に積まれていたのか、なぜ住宅に引火したのかは分かっていない。第三者が放火した可能性も完全には否定できない。
5人のうち保子さんだけ別棟で死亡したことも疑問が残る。保子さんの遺体が見つかった北側の棟と、玄関のある南側の棟をつなぐ渡り廊下は壁がなく、密閉された空間でないため、なぜ煙が伝わったのか説明できない。司法解剖で5人のCO濃度はほぼ同じ、死亡時刻もほぼ同じだった。ある捜査員は「無理心中、事件、失火のどれも理屈が通らない。すべて決め手に欠ける。謎めいている」と語る。
5人の職業や生活実態も不明のままだ。現場はJR桜井線櫟本(いちのもと)駅の北東約1・5キロ。田畑と古い民家が混在する地域。住民らは農業を通じてつながりが深いが、森岡さん一家は農家でなく、周囲と疎遠だった。近くの主婦は「森岡さんとは回覧板のやり取りくらい。世間話もしなかった」と話す。会社勤めをしていた保子さんの貯金を取り崩したり、家庭菜園で野菜を作って暮らしていたとみられ、生活保護は受けていなかった。森岡さん宅は4月末から解体作業が始まった。現場は更地になろうとしている。【高瀬浩平】
5月10日朝刊
最終更新:5月10日18時1分
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投稿者 white 日時 2007 年 4 月 11 日 16:35:54: QYBiAyr6jr5Ac
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