★阿修羅♪ > 日本の事件23 > 874.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 元チャンプら、再審開始を要請=冤罪主張の袴田事件−最高裁 [時事通信] 投稿者 white 日時 2007 年 5 月 08 日 23:19:33)
□袴田事件:再審請求、「特別抗告補充書」を提出 最高裁に弁護団 /静岡 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070509-00000029-mailo-l22
袴田事件:再審請求、「特別抗告補充書」を提出 最高裁に弁護団 /静岡
5月9日12時1分配信 毎日新聞
1966年に旧清水市で一家4人が殺害された「袴田事件」で死刑が確定している元プロボクサー、袴田巌死刑囚(71)の弁護団は8日、東京高裁に棄却され特別抗告した再審請求について、「(高裁が退けた)袴田氏の自白が『真犯人のものではない』とした鑑定書を無視すべきではない」との内容の特別抗告申立理由補充書を最高裁に提出した。1審の元裁判官が無罪の心証があったことを告白し注目される中、支援者は最高裁の判断を待つ一方で、さらに世論にも再審開始の理解を求めていく。【望月和美】
同日、元世界王者の輪島功一さんや東日本ボクシング協会の大橋秀行会長らボクシング関係者と姉、秀子さん(74)ら計17人が、再審開始を求める約200人分の要請書を最高裁に提出した。要請書は昨年12月にも500人分提出しており、今回は2回目。大橋さんは「逮捕から41年がたち、袴田氏の健康上の問題もある。できるだけ早急に再審に動いてくれることを信じている」と話した。
弁護団は、裁判で「不当な取り調べによるものだ」として証拠から排除された供述調書も含めて、すべての自白を心理学的に分析した鑑定書を再審請求で提出。鑑定書は「自白は真犯人のものではない」と結論付けている。だが、再審請求に対して高裁は「供述の判断は裁判官の心証に委ねられるべきもの」として鑑定書を否定し、請求を却下している。このため、弁護団は補充書で改めて鑑定書の有効性を訴え、再審開始を求めた。
袴田死刑囚は、66年8月に強盗殺人容疑などで逮捕され、公判で無罪を主張したが80年に最高裁で死刑が確定。翌年再審を請求したが、静岡地裁、東京高裁では棄却された。今年3月、68年に1審の静岡地裁で死刑判決を書いた熊本典道裁判官が「無罪の心証があった」と明らかにしている。
4月17日には秀子さんが東京拘置所を訪れて熊本元裁判官の話を袴田死刑囚にも伝えたが、袴田死刑囚は「黙っていて、反応がなかった」という。8日にも秀子さんと弁護士が東京拘置所に面会に訪れたが、応じなかったという。
5月9日朝刊
最終更新:5月9日12時1分