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(回答先: 罰金は「0円」、温情判決 京都地裁、記憶喪失で万引の男に [京都新聞] 投稿者 white 日時 2007 年 4 月 25 日 16:27:47)
□万引き:記憶喪失で放浪中 地裁、被告に温情判決 裁判官「困ったら相談を」 /京都 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000140-mailo-l26
万引き:記憶喪失で放浪中 地裁、被告に温情判決 裁判官「困ったら相談を」 /京都
4月26日13時2分配信 毎日新聞
記憶喪失で放浪中に空腹をしのぐためスーパーで万引きし、氏名年齢が不明のまま窃盗罪に問われた男の判決が25日、京都地裁であった。東尾龍一裁判官は「刑事責任は軽視できないが、経緯に同情の余地がある」と述べ、罰金15万円(求刑・罰金20万円)として未決拘置日数を1日1万円に換算して15日間算入。全額を払った形とする「温情判決」となった。
判決によると、男は2月22日、府内のスーパーで酒や弁当など9点(計1723円相当)を盗んだ。3〜4カ月前に山中で寒くて目を覚まし、野宿生活で2日前から食事をとれず、逮捕時の所持金は152円だった。
公判では弁護人、検察官、裁判官の三者が社会復帰後を心配し、判決期日も調整。男はこの日拘置所を出て、保護施設で犯罪者予防更生法による更生緊急保護(最長1年)を受け始めた。
東尾裁判官は「まっとうに生きてほしいと皆が手はずを整えた。世の中それほど捨てたものじゃなく、困った時にはどこかに相談を。私に会いに来てもいいし、裁判官としてできるだけのことをしたい。人生を大事にして」と説諭。男は頭を下げ、目頭を押さえた。
男は前回公判で「広島の方から歩いてきた。生年は昭和26、27年」と述べていたが、弁護士によると、この日もそれ以上の記憶は戻っていないという。【太田裕之】
4月26日朝刊
最終更新:4月26日13時2分