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□寝たきり祖母強盗致傷:両親と3人で1200万円せびる 被告に懲役8年求刑 /静岡 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070425-00000080-mailo-l22
寝たきり祖母強盗致傷:両親と3人で1200万円せびる 被告に懲役8年求刑 /静岡
4月25日12時2分配信 毎日新聞
◇起訴事実認める、即日結審
◇震えながら「もう葬式代しか…」腹けり3000円も
1人暮らしで寝たきりの父方の祖母(当時87歳)を暴行して重傷を負わせ現金を奪ったとして強盗致傷の罪に問われた袋井市青木町の無職、平田章則被告(26)の初公判が24日、地裁浜松支部(北村和裁判長)であった。検察側は冒頭陳述で、被告が6年間にわたり1200万円を祖母からせびったうえ「もう葬式代しか残っていない」と震える祖母の腹をけり3000円を奪ったことを明らかにした。検察側は懲役8年を求刑し即日結審した。
冒頭陳述などによると、平田被告は01年、消費者金融の借金90万円を祖母に肩代わりしてもらったことに味をしめ、その後も現金をせびり続けた。平田被告のほか、被告の父母も同様に無心するようになり、しばしば一家で祖母の自宅を訪れた。
今年1月15日にも平田被告と母が祖母宅を訪れ金を無心。断られると平田被告が腹をけり、警察に通報しようと勝手口まではっていく祖母の胸を右足でけり上げ4週間のけがを負わせ現金を奪った。母は祖母に「身内の恥をさらすな」と通報を阻止したという。祖母は翌日、通報した。
平田被告がせびった1200万円は、父と山分けし生活費やギャンブルに使ったという。これまで定職に就いたことはなく、弁護人に理由を問われると「携帯電話がなく、連絡先がないとどこも雇ってくれなかった」と答えた。両親とも最近は体調を崩し収入はなかったという。弁護人はまた、祖母が「だまされた。もう孫だとは思っていない」と話し、示談にも応じていないことを明らかにした。
平田被告は「間違いありません」と起訴事実を認め、検察側は「自己中心で身勝手な動機に酌量の余地はない」と論告した。判決は5月29日に言い渡される。【平林由梨】
4月25日朝刊