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□記憶喪失の男 万引で裁判 京都地裁 釈放見通し 保護施設入所へ [京都新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000059-kyt-l26
記憶喪失の男 万引で裁判 京都地裁 釈放見通し 保護施設入所へ
4月13日23時39分配信 京都新聞
記憶喪失で自分の名前や年齢、住所を思い出せない男が京都府城陽市のスーパーで万引きをしたとして窃盗罪に問われ、氏名不詳のまま、初公判が13日に京都地裁(東尾龍一裁判官)で開かれた。男は起訴事実を認めたが、「山の中で寒くて目が覚めた時」より以前の記憶はないといい、身元につながる手掛かりもない。検察側は罰金20万円を求刑し、弁護側ととともに、判決後に釈放される見通しの被告が保護施設に入れるように手配した。
冒頭陳述などによると、男は2月22日、スーパーの食品売り場で弁当や酒(計1723円相当)を盗んだとして現行犯逮捕された。山で目を覚ました時に7、8万円あった所持金を東に向かって歩いているうちに食費などで使い果たし、空腹に耐えきれずに万引きをした、という。山の場所や歩いた経路などは判明していない。
男は被告人質問で「おぼろげな記憶」と前置きして、名字は「ヤマガミ」か「ヤマカミ」で、生年は「昭和26(1951)年か27年」と答えた。住所は「広島の方ではないか」とし、作業員宿舎で生活していた記憶もある、という。東へ向かった理由については「それが分からない」と述べた。
東尾裁判官は「検察官も弁護人も心配している。今後は犯罪に走らず、どこかに助けを求めてください」と声を掛けた。男は判決後に釈放される見通しで、犯罪者予防更正法に基づく更生緊急保護の手続きに沿って、当面は京都市内の保護施設で暮らすことになる。
最終更新:4月13日23時39分