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□四日市の誤認逮捕:損賠訴訟 県側争う姿勢 「制圧行為に過失ない」 /三重 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000018-mailo-l24
四日市の誤認逮捕:損賠訴訟 県側争う姿勢 「制圧行為に過失ない」 /三重
4月13日11時0分配信 毎日新聞
四日市市のスーパーで3年前、同市内の男性(当時68歳)が警察官に押さえつけられた後に死亡したのは限度を超える制圧行為などが原因として、男性の妻(66)が県を相手取り約5700万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が12日、津地裁であった。県側は請求の棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状によると、男性は04年2月17日、ジャスコ四日市尾平店の現金自動受払機(ATM)コーナーで後ろに並んだ女性に泥棒扱いされ、付近の客に取り押さえられた。駆け付けた四日市南署員が窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕。男性は約20分間押さえつけられた後、嘔吐(おうと)して意識を失い、翌日に高血圧性心不全と不整脈で死亡した。
遺族側は「窃盗被害の形跡が何もなく、現行犯逮捕の用件が整わない誤認逮捕で、逮捕後の警察官による制圧行為も限度を超えており、死亡との因果関係は明らか」と指摘している。
これに対し、県側は答弁書で「逮捕後の制圧行為に過失はなく、死亡との因果関係も不明」として請求を棄却するように主張した。【高木香奈】
〔三重版〕
4月13日朝刊
最終更新:4月13日11時0分