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□無罪判決:被害者供述「信用性低い」 恐喝認めず逆転無罪−−大阪高裁 /大阪 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070315-00000317-mailo-l27
無罪判決:被害者供述「信用性低い」 恐喝認めず逆転無罪−−大阪高裁 /大阪
3月15日18時1分配信 毎日新聞
家賃や保証金の返還名目で家主のマンション管理会社を脅したとして恐喝未遂罪に問われた京都市右京区の無職男性(31)に対し、大阪高裁は14日、懲役1年2月(求刑・同3年6月)とした1審・大阪地裁判決を破棄し、無罪を言い渡した。陶山博生裁判長は「被害会社役員の供述は信用性が低い」としたうえで、男性の言動について「独善的で甚だ迷惑ではあるが脅したとまでは認められない」と結論付けた。
判決によると、男性は05年11月、当時住んでいた高槻市のマンション内の管理会社事務所で、役員と退去条件について交渉。1審判決は、男性がその際、「わしが出したお金を返してくれたらええねや」と怒鳴り、先が欠けた小指を見せつけるようなそぶりをしたと認定した。
しかし、陶山裁判長は交渉の一部を記録したビデオや録音から、「命令口調の金銭要求があったとは認められず、『拉致されると思った』などとする被害者の供述には相当な誇張がある」と判断。「小指の見せつけ」があったとしても、「言いたいことを強調するための動作とも言え、恐喝の故意性を認めるのは困難」とした。【山本直】
3月15日朝刊
最終更新:3月15日18時1分