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□20年ぶり公判再開 京都地裁で 逃亡の被告が出頭 [京都新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070313-00000022-kyt-l26
20年ぶり公判再開 京都地裁で 逃亡の被告が出頭
3月13日16時28分配信 京都新聞
1979年から85年に裏口入学の架空話で生徒の親から現金をだまし取ったなどとして、詐欺罪に問われた滋賀県長浜市の元学習塾経営の被告の公判が、約20年ぶりに京都地裁(上垣猛裁判官)で再開されていたことが13日に分かった。
被告は86年に予定されていた判決言い渡し期日に現れず、20年以上の逃亡を経て、今年1月に京都地検に出頭してきた、という。
逃亡していたのは住所不定、元学習塾経営永井好文被告(60)。起訴状などによると、被告は79年から85年に塾の生徒の親に裏口入学を持ちかけたり、知人にうそをついて、約200回にわたり総額約4500万円をだまし取ったとされる。
地裁などによると、被告は85年の起訴後に保釈され、11回の公判を経て結審したが、86年9月の判決期日に法廷に現れなかった。その後、判決期日が8回設定されたが出頭せず、地裁は87年9月を最後に期日を入れず、審理は宙に浮いた状態になっていた。
永井被告は今年1月に京都地検に出頭した。接見した当時からの弁護人は「なぜ今になって出頭したのか分からない。いずれケリをつけなけらばならない、と思っていたのでは」と話した。
2月8日に再開された公判で、被告は京阪神地域や名古屋市などを転々としながら逃亡していたことを明かした。弁護人は「逃亡中に阪神大震災に遭い、被災者の救助に力を尽くした。社会のために幾分かは貢献している」などと述べ、執行猶予付きの判決を求めた。検察側はあらためて論告を行わず、求刑は20年以上前の懲役4年のままになっている。
判決言い渡しは14日の予定。被告は出頭後、拘置されている。
最終更新:3月13日16時28分