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□恐喝未遂罪の男性に無罪判決 京都地裁 [京都新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070308-00000051-kyt-l26
恐喝未遂罪の男性に無罪判決 京都地裁
3月9日0時18分配信 京都新聞
山林売買のために渡した資金の回収を名目に現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂罪に問われた滋賀県甲賀市の不動産業望月孝志被告(55)の判決が8日、京都地裁であった。上垣猛裁判官は「(被告の言葉は)脅迫的とは言えず、暴行の有無にも合理的な疑いが残る」として無罪(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
判決などによると、望月さんは昨年6月に大津市内のマンションで、仲介を依頼した京都市左京区の不動産会社役員が山林を売却できなかったため、渡していた資金300万円に多額の利子を加えた1000万円を脅し取ろうとしたとして、京都府警に逮捕された。望月さんは「返済を求めただけ」と無罪を主張していた。
上垣裁判官は、役員が資金の一部を使い込んでいたことなどを挙げ「役員が裏切っている側面もあり、被告が厳しく非難したことにも理由がある」と指摘した。暴行を受けたと主張する役員の供述については「債務返済を要求された役員が過大に自己に有利に供述している可能性がある」として信用性を否定した。
約1カ月も身柄を拘束された望月さんは「ほっとしている。否認すれば保釈されないのはおかしい」と話した。
京都地検の新倉明次席検事は「判決文を検討し、上級庁と協議して対応したい」としている。
最終更新:3月9日0時18分
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□恐喝未遂、男性に無罪=「自白に信用性なし」−京都地裁 [時事通信]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070308-00000149-jij-soci
恐喝未遂、男性に無罪=「自白に信用性なし」−京都地裁
3月8日20時0分配信 時事通信
山林の売買計画をめぐり、300万円の活動資金を貸した男性の頭を書類の束で突き、「1000万円の(返済)確約書を書け」などと言って金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂罪に問われた不動産業の男性被告(55)に対し、京都地裁の上垣猛裁判官は8日、無罪(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
上垣裁判官は、捜査段階で被告が認めたとされた暴行について「被告に殴ったと言わせた可能性があり、自白には信用性がない」と判断した。
また、脅し言葉に関しても、被害者が警察を訪れた際、脅されたとは強く言っていなかったと思われると指摘。「警察官が犯罪に当たる言動を誘導した、あるいは被害者が多少オーバーに言っている可能性がある」とした。
その上で「被告らから見れば裏切り行為とも言えることをしている被害者に対し、多少荒い言葉でなじったこともそれほど非難できない」とした。
最終更新:3月9日0時0分