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(回答先: 岩手の母娘殺害事件で初公判、被告が起訴事実認める [読売新聞] 投稿者 white 日時 2007 年 3 月 05 日 16:22:54)
□洋野町の母娘殺害:「間違いないです」若林被告、淡々と−−地裁初公判 /岩手 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070306-00000045-mailo-l03
洋野町の母娘殺害:「間違いないです」若林被告、淡々と−−地裁初公判 /岩手
3月6日12時1分配信 毎日新聞
洋野町種市で06年7月、共に会社員の上野紀子さん(当時52歳)と次女友紀さん(同24歳)が殺害された事件で、強盗殺人、死体遺棄などの罪に問われた若林一行被告(30)の初公判が盛岡地裁で開かれ、2人を殺害して山林に遺棄するという凶行の事実が次々と明らかになった。公判は16日、20日と続き22日の第4回公判で結審する予定。【岸本桂司、安田光高】
県内を震わせた事件の初公判を傍聴しようと、盛岡地裁には午前9時ごろから一般傍聴席25席を求めて154人が列を作った。遺族や抽選に当たった一般傍聴者、報道陣などで48席の傍聴席は満席に。開廷を待つ法廷は緊張感に包まれた。
午前10時。杉山慎治裁判長ら裁判官に続いて若林被告が黒と白色のジャージー姿で入廷した。逮捕時の短髪とは違い、長く伸びた髪が長い拘置生活をうかがわせた。冒頭の検察側の起訴状の朗読後、杉山裁判長から起訴事実の認否について問われると若林被告は淡々とした口調で「大丈夫です。間違いないです」と述べた。遺族は2人の命を奪った男を前に、ハンカチで目頭を押さえた。
検察側の冒頭陳述、証拠調べが延々と続く中、若林被告は両手を握り締めて、時に大きくため息をつきながら伏し目がちに聞き入っていた。
◆「1人殺すも2人も同じ」
◇借金400万円
自動車の購入代金やパチスロ代などのため、若林被告が消費者金融から借りた金は06年7月、約400万円に膨れ上がっていた。
05年9月に塗装会社を退職して独立後、仕事の受注が減り、「仕事はしたくないが金は欲しい。手っ取り早く金を手に入れたい」と、06年春ごろから空き巣を始めた。
◇前日にも侵入
若林被告は上野さん宅が山林に囲まれ、周囲の民家と離れていることから空き巣に格好の民家だと目星をつけた。06年7月18日午後2時ごろ、無施錠の窓から侵入。室内を物色する過程で、上野さん方が母娘の2人暮らしだと把握した。
◇殺害を決行
若林被告は借家の家賃の支払い期日が迫り、所持金もなかったことから2人から現金を奪うことと乱暴することを決意。同19日午後3時ごろ、再び上野さん宅に侵入し、2人の帰宅を待ち伏せた。同日午後5時10分ごろに帰宅した紀子さんを木製すりこぎで襲撃。紀子さんが抵抗し目出し帽の下の顔を見られたことから殺害を決意。両手で首を絞めて殺害した。
その後、若林被告は「母親を殺した以上、娘を生かしておくわけにはいかない。1人殺すも2人殺すも同じだ」と友紀さんの殺害を決意。同6時ごろ帰宅した友紀さんを同様の手口で殺害した。
◇遺体の遺棄
若林被告は証拠隠滅のために2人の遺体を捨てることにし、紀子さんをこたつ掛けの布で、友紀さんをシーツで包み込んだ。室内などからゲーム機などを盗んだ後、紀子さんの車で遺体を洋野町内の山林まで運んで別々に遺棄。同23日早朝、再び遺棄現場を訪れ、発覚を恐れて紀子さんの遺体をトタン板で隠した。
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◇事件の経過◇
06年7月18日 留守の上野さん方に窃盗目的で侵入。現金を発見できず。
同 19日 午前0時半〜1時半ごろ、同方に侵入しようとしたが、屋内で物音がしたため逃走。
同 19日 午後3時ごろ、同方に侵入。母娘の帰りを待ち伏せし、午後5時10分ごろ、紀子さんを殺害。午後6時ごろには友紀さんを殺害。その後、同町種市71地割の山林に遺棄。
同 25日 未明、久慈署捜査本部が死体遺棄容疑で緊急逮捕。紀子さんと友紀さんの遺体が発見される。
8月11日 盛岡地検が死体遺棄の罪で盛岡地裁に起訴。久慈署捜査本部が強盗殺人容疑などで再逮捕。
同 31日 盛岡地検が強盗殺人罪などで盛岡地裁に追起訴。
07年3月 5日 初公判。起訴事実を認める。
3月6日朝刊
最終更新:3月6日12時1分