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http://www.saitama-np.co.jp/news02/23/17x.html
2007年2月23日(金)
さいたま市で二〇〇四年十二月、ドン・キホーテ浦和花月店などが相次いで放火された事件で、現住建造物等放火、同放火未遂、建造物損壊などの罪に問われた、さいたま市中央区大戸、無職渡辺ノリ子被告(49)の最終弁論公判が二十二日、さいたま地裁(飯田喜信裁判長)で開かれた。検察側の無期懲役の求刑に対し、弁護側はあらためて無罪を主張して結審した。判決は三月二十三日に言い渡される。
渡辺被告は〇四年十二月十三日夜、さいたま市緑区のドン・キホーテ浦和花月店の寝具売り場に放火して店を全焼させ、店員三人を焼死させたほか、十三日と十五日にドン・キホーテ大宮大和田店、北浦和サティ、イトーヨーカドー大宮店で六件の放火未遂を起こしたなどとされる。
最終弁論で弁護側は「被告が犯人であるとの直接証拠は一切ない。自白調書は任意性に疑問がある上、犯人しか知りえない事実は記されていない」と無罪を主張し、「もし被告が各犯行を行ったとしても、抗うつ薬の多量服用による心神喪失や心神耗弱の可能性は否定できない」と述べた。
渡辺被告は最後に「私は人を殺すようなことはひとつもしてませんので、それだけは分かってください」と述べた。