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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000003-yom-soci
「三笠フーズ」(大阪市)に続き、事故米を目的外に転売していたことが明らかになった接着剤製造会社「浅井」(名古屋市瑞穂区)が、事故米を三重県四日市市の米穀仲介業者「ノノガキ穀販」に対し、通常の事故米の約5倍の価格で売っていたことが、農林水産省の調査でわかった。
ノノガキ穀販は「事故米との認識はなく、米穀商数社に転売した」と説明しており、同省ではこれらの事故米が食用として流通した可能性が高いとみて、11日夜、ノノガキ穀販を食糧法に基づき立ち入り調査した。
同省によると、浅井の浅井利憲社長(56)は、「事故米にうるち米やもち米などを混ぜて1キロ50円で転売した」と説明。メタミドホスに汚染された事故米は通常1キロ10円弱で取引されることが多く、相場の約5倍の値段だという。工業用のり製品として同業2社に販売したとする虚偽の内容の帳簿を作り、不正発覚を免れいたこともわかった。
一方、転売先のノノガキ穀販の野々垣勝社長は「愛知、岐阜、三重県、京都府の米穀商数社に転売した」と同省に説明。読売新聞の取材に対しても、「事故米だとは思っていなかった」と話した。