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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000002-yom-soci
米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が汚染された工業用の「事故米」を食用と偽り転売していた問題で、同社が出荷した、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」に汚染された中国産もち米704キロが、給食大手「日清医療食品」(東京都)を通じて大阪、京都など近畿2府4県の病院や高齢者福祉施設、保育所計119か所に「給食用」として納入され、一部がおこわやもちなどとして提供されていたことが11日、わかった。
健康被害は確認されていない。農林水産省などはさらに、流通先の特定を急いでいる。
日清医療食品によると、問題のもち米は、同社近畿支店が今年5〜9月に、堺市内の食品卸会社を介して「もち米」として仕入れ、給食サービスの業務委託を受けている6府県の病院・高齢者福祉施設など計119か所に食材として納入した。うち1か所は保育所だった。今月8日になって、堺市の食品卸会社から「三笠フーズが出荷した汚染米が混入していた」と連絡があったという。
日清医療食品によると、納入状況の内訳は▽大阪府48か所▽京都府26か所▽兵庫県24か所▽滋賀県10か所▽奈良県8か所▽和歌山県3か所。納入先には、在庫のもち米を使用しないよう連絡、回収を進めているが、大部分は消費されたとみられる。