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http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090701000570.html
米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が農薬、カビ毒に汚染された事故米を食用に不正転売した問題で、同社の財務担当者は7日、佐賀県の工業用のりメーカーに帳簿上で販売したことになっている汚染米約350トンのうち、約50トンが福岡県の食品加工会社の倉庫で見つかったことを明らかにした。
約350トンは、三笠フーズが既に販売した汚染米のほぼ全量に当たり、残る300トンもこのメーカーを経由した形で食用に不正転売された疑いが出てきた。
財務担当者によると、福岡農政事務所が8月29日、食品加工会社の倉庫で汚染米を発見。約30キロの袋入りで、袋の表示から三笠フーズが販売したものと分かった。米は、三笠フーズが売った汚染米のほとんどを占める、殺虫剤メタミドホスに汚染された「もち米」だった。
担当者は、三笠フーズが出荷前に汚染米の検査をしていたことを指摘し「のり用であれば、安全確認の検査は必要ない。全量が(食用に)転売された疑いが強い」と説明。「このメーカーを通じて汚染米が動いている可能性がある」とも指摘した。