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7月29日16時40分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080729-00000614-reu-bus_all
[東京 29日 ロイター] 野村ホールディングス<8604.T>が29日発表した2008年4─6月期連結当期損益(米国会計基準)は765億9200万円の赤字だった。前年同期は759億3800円の黒字だった。
資産担保証券ビジネスの関連で、証券化商品のリスクを回避するためにモノライン(金融保証専門会社)会社と契約している残高に対し、追加引当金を631億円積んだほか、投資先の米運用会社フォートレス 市況の低迷で企業の資金調達(エクイティファイナンス)業務や、株式の委託手数料収入が低調だったことも、収益を圧迫した。 野村は08年1―3月期にモノラインの契約残高に対する引当金を1320億円計上していたが、市況の悪化にともない、引当の積み増しを強いられた。 会見で仲田正史・財務担当執行役(CFO)は「当面厳しい状況を想定せざるを得ない」と述べたうえで、モノラインの引き当て状況については85%行ったと述べた。 株式相場の低迷を背景に、主力の国内営業部門も低迷した。投資家の貯蓄から投資の流れを背景に預かり資産残高は順調に積み増しているものの、同部門の税引き前利益は前年同期比で68%減の161億円。また、モノラインの引当金計上とトレーディングの不振で、グローバル・マーケッツ部門の税引き前損益は前年同期の260億円の黒字から、4─6月期は616億円の赤字に転落した。 (ロイターニュース 江本 恵美記者)