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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080713-00000024-san-soci
日本列島は12日、中四国から東日本にかけての広い範囲で高気圧に覆われ、梅雨の晴れ間が広がって気温が上昇。浜松市の天竜で37・3度、甲府市で2位の36・1度、岐阜県多治見市と静岡県川根本町で36度と、各地で35度以上の「猛暑日」となった。熱中症の搬送も相次ぎ、東京都内の男性が重体となるなど、本格的な熱中症の予防策が必要な時期だ。この日、都心では大気が不安定となり、雷雨や強風を観測。ゴンドラが宙づりになるなどした。
気象庁によると、ほかに猛暑日となった主な地点は、埼玉県の熊谷市35・8度、愛知県東海市と三重県桑名市35・7度。多治見市以外は、今年最高の暑さだった。東京も、練馬区で35・7度と、都内では今年初の猛暑日を記録した。
東京都大田区では、野球大会の開会式に参加していた東京実業高校マーチングバンド部員12人が熱中症とみられる症状を訴えた。また、北区の路上では男性(66)が倒れ、意識不明の重体となり、日野市の川べりで植物を採取していた男性(77)も重症となるなど、都内で32人が熱中症で病院に運ばれた。産経新聞の集計で関東1都6県で112人が搬送された。
環境省などによると、熱中症は、暑さが体に慣れていないこの時期に危険が高まる。真夏の運動場や屋外だけでなく、ビルやマンションの最上階、体育館など気密性の高い屋内でも起こる。高齢者や子供、肥満の人などは体温調節機能が弱まるため、熱中症になりやすいとされる。
立ちくらみや目まい、筋肉痛が表れた場合、日陰やエアコンの効いた部屋に移動、冷水やスポーツドリンクで水分補給することが必要。ビールなどアルコール類は、尿の量を増やし、水分を排泄(はいせつ)してしまうので避けた方がよいという。