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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080619-00000003-kana-l14
米海軍横須賀基地(横須賀市)への配備が予定されている原子力空母ジョージ・ワシントンで五月に起きた火災は、鎮火までに四時間以上かかり、後部の艦載機用エレベーターなど重要設備に点検が必要な激しい損傷があったことが十八日、日米両政府関係者の話で分かった。
米側は修理のため配備を当初予定より約一カ月遅らせる方針を決め、日本側に連絡していたことも判明。配備は九月中旬以降にずれ込む見通しだ。
米海軍は火災による原子炉などへの影響はないと説明。外務省は「(米側から)ぼやと聞いている」と横須賀市に繰り返し伝えており、政府の情報収集に課題を残すとともに、安全性をめぐって地元で不安が高まるのは必至だ。
両政府関係者によると、空母は五月二十二日(現地時間)に南米沖の太平洋上で起こした火災後、同二十七日から寄港先の米カリフォルニア州サンディエゴの海軍基地で修理中。艦内の一部は高熱で鉄製の内壁が溶けたり、ゆがみが生じたりするなどの大きな損傷があった。設備の修理後、性能を確認する試験も必要で、配備延期は不可避と判断したという。
米海軍が公表した調査結果では、火元は艦尾の吸排気装置とみられ、電気系統を中心に約三千八百ある区画のうち、約八十区画の損傷を確認したが、原因は断定していない。
前任の空母キティホークと六月上旬にハワイで交代後、下旬から日本など計十カ国による米海軍主催の環太平洋合同演習(リムパック2008)に参加する予定だったが見送った。