★阿修羅♪ > ニュース情報6 > 456.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: <東京メトロ>池袋・新宿・渋谷結ぶ「副都心線」が開業(毎日新聞) 投稿者 めっちゃホリディ 日時 2008 年 6 月 14 日 18:56:12)
これは私自身の体験ゆえに、阿修羅に直接投稿する。
何を隠そう、私はこの3月まで、故あって建設・解体現場に主に派遣される登録派遣労働者だった(過去形なのは、派遣会社が法規制の厳格化から、3月末をもって建設・解体業への派遣から撤退したからだ)。
私自身の体験では、この「副都心線」の明治神宮前駅の建設工事にも昨年9月〜今年3月に何回か派遣された。主には、電気工事業者の下で、電線のドラムを転がして運んだり、太い電線を配線するために引っ張ることだったが、ある時などは、電源室その他駅構内のいくつかの部屋で、壁の中に配線したあとをセメントを塗って覆う作業もさせられた。
断っておくが、私はそれまで、他の派遣現場で工事用のモルタルをこねたり塗ったりした経験は3回程度しかなかったが、それでも保管庫からのセメント袋出し(最初から砂が混ぜられているタイプ)→水を混ぜてこねる→何十箇所もの壁の配線跡の穴を埋めるまでの作業を、派遣先業者の指示の下、事実上一人でやらされた。
左官屋でもなんでもない自分のようなズブの素人の派遣労働者に、地下鉄工事の一環であるはずの壁塗りなどさせて大丈夫なのか?と疑問と不安を抱きながらも、それでも自分で出来る限りの技量をもって、その日のセメントによる穴埋め作業のノルマはこなした。
しかし現場を訪れるたびに、開通予定まで間がないがゆえの突貫工事の様相は強く呈しており、全体的に余裕のないあせりのようなものを感じた。私のような素人まで壁のセメント塗りに動員したことからも、よほど必要な人員が足りなかったのではないかと推測する。
この14日に開通して以来、同路線が連日トラブルを発生させているという報道に接し、急ごしらえの突貫工事の様相を思い出して「さもありなん」との感想を禁じえない。
自分自身の力量の未熟さを知るが故に、自分が塗ったあの壁が地震などで崩れてきはしないかと心配でならない。大まかなトラブルが片付いて「安定」するまでは、到底同路線を利用する気には自分はなれない。工事に実際に携わったが故に実情を知る者としての正直な思いである。