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http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/964620f65034449cdf05d3d98c007a1b
17日付日本農業新聞は1面トップで「ラーメン危機 消える高級小麦粉」という気になる記事を掲載しました。
記事によると、「ラーメンブームを支えてきた」豪州産の「プライムハード」という高級小麦粉が「枯渇寸前」だそうです。
オーストラリアの2年連続の大干ばつが原因。「世界的な小麦の高騰で、麦の政府売り渡し価格はこの1年で4割上昇、1トン当たり7万円に迫る。プライムハードはそれより3割程度高く、わずかなパイの争奪戦が加熱」しているそうな。
全然知らなかったのですが、ラーメン用の小麦粉は戦後、アメリカの独壇場だったのが、10年ほど前から「プライムハード」に一気に切り替わったそうです。
「プライムハード」は「真っ白でつやがあり、こしの強さに欠かせないグルテンを多く含む。時間がたっても変色しにくい」と分析した上で、「味一本で勝負したい店主には、垂涎(すいぜん)の粉だ」と日本農業新聞は評価しています。
この連載企画のタイトルは「シリーズ食料有事 第3部 依存の果てに」の第1回。
本当に食と農業というのは相互依存の積み重ね、複雑怪奇なものです。
「1970年代のオイルショック以来の未曾有の危機」「世界に翻弄される日本の食と農」と日本農業新聞は筆を進めています。
なんとかこのピンチを乗り切りましょう。
[シリーズ食料有事第3部 依存の果てに](1)消える高級小麦粉 ラーメン危機/値上げ、減る客足(日本農業新聞)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp//modules/bulletin4/article.php?storyid=394
掲載日:08-06-17
ラーメンブームを支えてきたオーストラリア産の高級小麦粉、「プライムハード」が枯渇寸前だ。
「まったく手に入らない」。今年3月、横浜市で創業84年の老舗製めん業者「満寿屋(ますや)」の3代目、金子増男さん(52)は、仕入先の製粉業者から突然、品種変更を通告され、あぜんとした。6年前から、この小麦粉で中華めんを製造し、ラーメン店からの評価を積み上げてきた。
世界的な小麦の高騰で、麦の政府売り渡し価格はこの1年で4割上昇、1トン当たり7万円に迫る。プライムハードはそれより3割程度高く、わずかなパイの争奪戦が加熱する。