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水連会長がLZR着用を容認…日本新連発を受け(読売新聞)
競泳の北京五輪壮行試合となる「ジャパンオープン」が6日、東京・辰巳国際水泳場で開幕し、アテネ五輪男子平泳ぎ2冠の北島康介(日本コカ・コーラ)ら日本代表5選手が、いずれも英国スピード社の新作水着「レーザーレーサー(LZR)」を着て日本新記録を連発した。
日本水泳連盟は10日の常務理事会で五輪の着用水着を決めるが、水連の林利博会長は読売新聞の取材に「皆さんが見て分かる通りに落ち着く」と語るなど、日本選手のLZR着用を容認した。
男子百メートル平泳ぎ決勝で北島は59秒44をマーク。3年ぶりの自己ベストで、今季世界ランク1位の快記録に北島は、「正直、LZRは素晴らしい」と感嘆の声を上げた。二百メートルバタフライで松田丈志(ミズノ)が出した1分54秒42も世界ランク4位。ともに五輪でのメダル獲得を期待させた。このほか、二百メートル自由形の奥村幸大(イトマン)、女子百メートル背泳ぎの中村礼子(東京SC)、同二百メートル自由形の上田春佳(東京SC)もLZR着用で日本新をマーク。選手らは「泳ぐ間に浮く感覚がある」「終盤で疲れても、さらに追い込みが出来る」などとLZR着用の感想を漏らした。
代表選考レースも終了しているこの時期に日本新が連発するのは異例。
水連はミズノ、デサント、アシックスの国内3社と、2017年までサプライヤー(物品提供)契約を結び、現行規定では、日本選手が五輪で着用できる水着は、この3社製品に限られている。ミズノと水着のアドバイザー契約を結んでいる北島は今後、LZRを着用したことが波紋を呼ぶ可能性もある。ミズノの契約社員でもある松田が他社の水着を使うことには、同社内で反対意見もあったが、最終的には担当コーチが使用を決断。松田は「最後まで迷ったが、五輪で勝負したい。『LZRを着れば日本新が出せる』という思いはあった」と、評判の水着を試したい選手の本音を語った。
水連の林会長は「選手が自由に水着を選べるということはスピード社に便宜を図るものではない。選手の望みをかなえ、メーカーと水連との関係もこじれないようにしたい」と、水連の規則変更を示唆した。
(2008年6月7日03時17分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/swim/swimming/news/20080606-OYT1T00937.htm?from=navr