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食料の需給逼迫に危機感 07年度版農業白書(中日新聞)
2008年5月16日 09時33分
政府は16日、2007年度版農業白書(食料・農業・農村の動向)を閣議決定した。国際的な需給の逼迫など食料をめぐる情勢は「かつてない変化が起こっている」と指摘。輸入が途絶えることで十分な食料が調達できない事態も想定、食料自給率(カロリーベース)が40%を割り込んでいる日本の食料事情に強い危機感を示した。
小麦やトウモロコシなどの国際穀物相場は年明け以降、軒並み最高値を更新。白書は、途上国の人口増加や、バイオ燃料の増大、天候不順による生産減少などは今後も続くとして、「世界の食料は中長期的に逼迫する可能性がある」との予測を示した。
世界の穀物在庫は「食料危機といわれた1970年代初めと同水準」。ロシアや中国、ベトナムなど10カ国以上の食料輸出国は既に、自国への供給を優先して輸出を規制、コメや麦などの囲い込みを開始している。
さらに、食料輸出国が遺伝子組み換え作物の栽培を増やしていることから、「日本は非組み換え作物の安定的な確保が困難になる可能性がある」とした。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008051601000180.html