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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080510-00000008-gen-ent
新銀行東京に対する400億円もの追加出資や、水谷建設元会長らの宴席接待・ヤミ献金疑惑で追い詰められている石原慎太郎知事にまた難題浮上だ。
東京・築地の中央卸売市場の移転が計画されている豊洲新市場の建設予定の土壌から、環境基準の4万3000倍というベンゼンが検出されたのだ。この土地からはベンゼンのほかにも、シアン、ヒ素、水銀といった汚染物質が検出されている。石原は築地移転の旗振り役なので、まだ諦めていないようだが、常識的に見て、こんな“汚染地帯”で生鮮食品を扱うのはもう不可能だ。
ベンゼンは粘膜刺激や皮膚の炎症を引き起こし、高濃度で頭痛、嘔吐などの中毒症状が表れる。環境基準値並みの汚染でも、がんや生殖機能への影響などの健康被害が指摘されているだけに、数万倍というレベルは想像を超える値だ。さらに、日本環境学会元副会長の坂巻幸雄氏は「今回は地下2メートル程度の表層部分しか調査していない。地中の汚染状況はもっと深刻化している可能性がある」と警告するのだ。
都は、予定地の土壌入れ替えや盛り土で対応するという。しかし、蒸発したベンゼンがアスファルトの割れ目から漏れ、魚介類に吸着する可能性があるほか、汚染地下水が潮位の影響で上昇して表層の土壌を再汚染する恐れもある。
小手先の対策ではダメなのだ。
「土壌を入れ替えるにも、汚染土壌をどこに捨てるかという問題がある。高温処理して再利用するには巨額のカネがかかる。そうこうしている間にも、築地市場の施設老朽化は進むし、かといって豊洲以外の候補地もない。築地市場をリニューアルする方法は、土地を売れないので費用が出ない。豊洲を断念すれば解決するというものではないのです」(都庁幹部)
デタラメ都政のツケで、築地市場は消滅危機だ。