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平成20年3月7日
皆様へ
長男 片岸和彦
3月5日、無罪判決を勝ち取ることができました。本当にありがとうございます。4年にわたる辛く苦しい闘いに勝ち、母を我々のもとに取り戻すことができました。
判決から2日、徐々にではありますが落ち着きを取り戻しています。母は予想以上に明るく、4年を取り戻すかのごとく我々に話かけてくれます。判決前は家に戻ってきても心身ともに病み今までの母ではなくなるのではないかと懸念しましたが我々が考えていた以上に母は強い人のようです。
判決内容ですが、殺人・放火については同房者証言の証拠能力、信用性ともに無いという弁護側の主張通りとなりました。また、警察の捜査は「不当」であると明言しています。この判決が昨今の冤罪問題に歯止めかける契機となってほしいと願っています。しかし、窃盗、威力業務妨害については犯意がないにも関わらず有罪となり残念でなりません。これでは母への疑念が完全に払拭されないのです。窃盗は被害者である叔父の遺言に沿って、以前より預かっていた預金通帳から預金の一部である500万円をおろしたものです。遺言通り事件の4日後に叔父の子ども達を自宅に呼び200万円を渡そうとしています。しかし振込みを求められ、その夜に振込みを断られたため渡すことが出来なかったのです。そのやりとりはテープで録音し警察には説明していました。残りの300万は葬儀代等です。叔父は10年来アルコール依存症で妻子と10年近く別居し、奥さんから離婚調停の申し立てまでされていましたので喪主を母が務める可能性があったのです。遺言は火災でやけてしまいました。一番近い身内が通帳まで託され、殺人事件だと知らずにとった行動が刑事罰を受けるなんて納得がいかないのです。またメディアもそのことは詳しく説明してませんので残念です。
我々は検察庁の控訴を断念させ、1日も早く無罪が確定すること切に願っています。そうしなければ不安な生活は終わらないのです。控訴断念に向けてこれからの2週間を全力で闘います。引き続きのご支援を宜しく」お願いします。