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キャベツ・サトイモ6割減 中国野菜 輸入週ごとに減少(東京新聞)
2008年3月7日 朝刊
中国製ギョーザ中毒事件が発覚した一月末以降、中国からの野菜の輸入が激減していることが、農林水産省がまとめた植物検疫統計(速報)で分かった。特に、二月の第三週(十七−二十三日)の輸入量は前年同期比で60・8%減の四千三百三十一トンと大幅減。事件の影響で消費者の「中国離れ」が進んでいることや、中国側が検疫を強化していることが原因とみられる。
統計によると、第一週は16・4%減の九千九百十一トン、第二週が43・5%減の六千四百六十一トンと、週ごとに下げ幅は拡大。三週間の合計では39・7%減の二万七百四トンになった。市場関係者は「回復には二、三カ月以上はかかるのではないか」と心配する。
三週間合計の品目別の減少幅をみると、下げ幅が大きかったのはキャベツが66・7%、サトイモが65・7%。主要十品目のうち輸入量の多い順でトップのタマネギは30・4%減、二位のショウガが15・3%減、三位のネギが34・4%減。
中国からの野菜の輸入は、全野菜輸入量の約五割を占めており、特にネギやサトイモなどは輸入のすべてが中国産で、国産野菜の価格上昇が懸念される。実際に、東京都中央卸売市場ではネギの二月の価格が一月に比べ二割高になるなど影響が出始めている。
東京・築地市場の卸売関係者は「事件以降、得意先から中国産を国産に替えたいという注文が増えている。大手スーパーも中国産を控えている」と、食品業界と消費者の「中国離れ」を説明する。
また、漬物の大手卸売業者は「一週間ほど前から急に中国産の野菜が入ってこなくなった。今は国産に切り替える作業で大わらわの状態」と話しており、中国側の検疫強化で入荷がなくなっていることも原因のようだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008030702093333.html