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3月1日10時14分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080301-00000024-mai-pol
石破茂防衛相は1日午前、TBSのテレビ番組に出演し、イージス艦「あたご」の衝突事故が発生した2月19日に石破氏が防衛省に登庁したのは、事故発生から約3時間後、第1報を聞いて1時間半後の午前7時過ぎだったと明らかにした。防衛省・自衛隊の情報伝達の遅れだけでなく、自身の初動の遅れも認めたことで、辞任論が強まる可能性がある。
石破氏は、議員宿舎から防衛省までは「車で5分くらい。(報告を受けてすぐ登庁することに)問題があったわけではない」と認めた。その上で「大混乱している時に登庁するより、状況をきちんと整理することが大事だった。(防衛省に)いればよかったが、離れた所でも分かる」と釈明した。
同省の増田好平事務次官があたごの航海長への事情聴取で事実と異なる説明をしたことは、「権限に見合う責任を果たしていないなら、責任を問われなければいけない」と述べ、増田氏ら幹部の更迭や処分を検討する考えを示した。自身の責任は「組織の中で起きたことはトップが責任を取るのが原則だ」と述べ、再発防止策などが一段落した段階で辞任する可能性を改めて示した。
増田氏は航海長への事情聴取について「(内容は)記憶にない」「議事録はない」と述べたが、その後事務方が記録を取っていたことが判明した。