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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080215-00000011-gen-ent
人騒がせな話だ。毒入りギョーザ事件で次々と検出されている「第2の毒物」ジクロルボスは、日本国内で付着したことが明らかになった。徳島県の場合、コープの店内消毒で防虫業者がジクロルボス入りの殺虫剤を使用していたというのだ。事件解明は練り直しが必要になってきた。
●徳島県だけなのか
微量のジクロルボスが袋に付着していた「CO・OP手作り餃子」は、徳島の12袋に始まり、全国で見つかっている。が、福島のケースを除くと、微量も微量、許容量の何百分の1以下だ。
「ジクロルボスは、ハエやノミの駆除に使われ、家庭用のゴキブリ殺虫剤にも含まれている。店舗の消毒業者はあたり前のように使っているから、検査すれば、すべての商品から微量は検出されますよ」(保健所関係者)
●福島の高濃度は何?
最初にジクロルボスが騒がれたのは、福島県喜多方市の「コープあいづプラザ店」で見つかった「手作り餃子」。ギョーザの皮から110ppm、具材から0.42ppmと基準を大幅に上回る高濃度の成分が検出された。
購入した生協職員は「オイルのようににおいがきつくて食べられなかった」と語ったほどだ。ただ、高濃度は福島のケースに限られている。
中国の「天洋食品」の工場で限定的に混入された可能性もあるが、「やはり日本か中国どちらかの消毒作業で、殺虫液がポタポタ漏れて、1袋にだけ大量にかかったのでは」(関係者)の見方も出てきた。
●袋を浸透する有毒物質
ギョーザの袋に付着した有毒物質が大量であれば、袋の内側に浸透することは分かっている。となると、ジクロルボスに限っては、意図的混入説は薄いかもしれない。
毒入りギョーザ事件では、最初の毒物メタミドホスの入ったギョーザの製造月日が昨年10月1日と20日なのに対し、ジクロルボス検出のギョーザは昨年6月3日製造だった。
そこから「6月に毒物を入れた犯人グループが、日本で被害報道がないので、10月に毒物を替えて再度やった」という推理が有力だったが、それも崩れ始めた。ギョーザ事件は、メタミドホス混入だけに的が絞られた。