★阿修羅♪ > ニュース情報6 > 254.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
福田失墜警報…公約違反「悪くない」目に余る発言連発(ZAKZAK)
アル・カイーダ「面白い」
福田康夫首相の舌禍が止まらない。首相は14日、「消えた年金」問題をめぐる政府の対応が「公約違反」と批判されていることについて、「個人的にすまないと思わない」と意に介さず、鳩山邦夫法相が「友人の友人がアル・カイーダ」と発言したことにも「面白い」と仰天発言を繰り出した。発言のあまりの軽さに永田町でも波紋が広がっており、野党が追及を強めるのは必至だ。
14日夜、行われたTBSの番組収録。安倍晋三前首相が今夏の参院選で「最後の1人までチェックして解決する」と公約したことが、実現不可能となったことについて、「すまないと思うか」と質問された。
これに対し、首相は「私はそういうことを言ったことはないから、個人的にはそうは思わないけど、今の立場からするとそうはいかない」と反省していないことを吐露。「(参院選時の)説明が悪かったということで、みなさんそう思っているんだったら、すいませんでしたと言うしかない」と開き直った。
揚げ句、同日の内閣記者会のインタビューでも、「誤解を招いちゃったという意味では(参院選で)説明した人の責任」と、安倍氏に責任転嫁する始末。一国のリーダーとして矜恃のかけらも感じられない無責任な姿勢に終始した。
首相は12日、「公約違反というほどの大げさなものなのか」と発言したが、いまだに公約違反という認識はないようだ。
首相の舌禍は年金問題だけではない。アル・カイーダ発言をした鳩山氏については、TBSの番組収録で「面白い方ですよね。面白い方。発言の中身も面白い」と国民が腰を抜かすほどの驚くべき認識を示した。鳩山発言には、現職の法相がテロ組織とかかわりがあるかのような印象を与えたとして、町村信孝官房長官が注意した経緯がある。
一連の無責任発言に野党は反発を強めており、民主党の山岡賢次国対委員長は15日午前、夕刊フジの取材に対し、「官房長官もやって、安倍内閣を引き継いで、総理となった。そんな立場にもかかわらず、自分は関係ないんだ、関知しないんだというような責任回避の姿がありありだ」と批判する。
内閣記者会のインタビューで首相は衆院解散の時期について、「まずは(08年度)予算案審議があり、国民生活に影響を与えてはならない」「サミットの途中で解散するわけにはいかない。常識として考えるべきだ」と述べている。
来春の予算案成立後や来年7月の北海道・洞爺湖サミット後を念頭に置いた発言とみられるが、無責任発言連発で世論の怒りが頂点に達している状態では、解散などできるはずもなく、自民党内からは「もううんざり」(若手)とのため息も漏れる。自らまいた種を首相は、どう処理するつもりなのか。
ZAKZAK 2007/12/17
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_12/t2007121725_all.html