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消えた年金「特定困難」4つのタイプ(ゲンダイネット)
2007年12月15日10時00分
福田康夫首相は“今年の一字”に「信」を選んだが、政権の信頼は地に落ちた。
何しろ、来年3月までに完了させると公約した消えた年金記録の名寄せ作業は「エンドレス。できないこともある」(舛添厚労相)とギブアップだ。持ち主不明の5000万件のうち、約4割の1975万件が特定できそうもないというから、詐欺みたいな話。もらえるものが、もらえなくなる年金受給者は怒り心頭だろうが、気になるのは、特定困難な4割が「誰」なのか、だ。
「該当者は4つに分類される。まず、すでに死亡したとみられる人です。これが約280万件で、遺族がチェックするしかありません。次に結婚で姓が変わった人で、510万件。さらに社会保険庁の変換ソフトのせいで氏名の漢字が誤って記録された人です。例えば、「河村一郎」が「川村一朗」というようなケースで、これが240万件。これらは名寄せの検索条件を広げたり手書きの原本と照合することで、特定できる可能性もあります」(社保庁関係者)
問題は残り2割の945万件で、ほぼ絶望的なんて声もある。
「これには社保庁職員が原本記録を入力ミスしたケースが含まれるので、誰が該当するのか社保庁も本人も分からない。就職のために年齢を偽って申請した人の記録などもあるようです。政府は国民の方から言ってこいという“申請主義”を押し通しているので、思い当たる人はとにかく申し出るしかありませんよ」(前出の関係者)
福田首相は「解決すると言ったかな? 取り方もあるかもしれない」と開き直っていた。公約違反をしておきながら、よく「信」なんて言えたものだ。
【2007年12月12日掲載】
http://news.livedoor.com/article/detail/3430936/