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福田おとぼけ“二枚舌”…仰天発言を連発 (ZAKZAK)
「消えた年金」記録5000万件の約4割が特定困難になっている問題で、「公約違反というほど大げさなものなのか」と仰天発言をしていた福田康夫首相が、今度は「公約が頭に思い浮かばなかったから」と驚きの弁明を行った。首相は13日付のメールマガジンでずさんな記録管理について謝罪しているが、“二枚舌”とも“偽装謝罪”とも言える一連の発言に国民は怒り心頭だ。
「正直申し上げて(政府の公約で)どう言っていたのか、さっと頭に思い浮かばなかった」
福田首相は13日午前の参院外交防衛委員会で、前日の発言についてこう釈明した。
ことの顛末(てんまつ)はこうだ。今夏の参院選で政府・自民党が声高に訴えていた年度内の年金記録の照合完了が困難になったことで、民主党など野党は「公約違反だ」と一斉に反発。これに対し、首相は12日夜、記者団に対し「公約違反は大げさ」と反論したが、これが野党の怒りに油を注ぐ結果となり、行き着いたのが先の“公約忘れた”発言なのだ。
民主党は怒りをヒートアップさせており、この日の委員会で質問に立った尾立源幸氏は「首相が公約を覚えていない政権なんてあり得るのか。こんないいかげんなことを言うから、今年の世相を表す漢字が『偽』なのではないか」と痛烈に批判した。
委員会で首相は「年金問題は非常に大きな問題で、本当に言い訳なんか言っていることはできない」と低姿勢を装ったが、公約違反を認めたわけではなく、メルマガでも「長年にわたる不祥事に対して、政府を代表して皆さんに改めてお詫び申し上げます」とずさんな管理について謝罪しただけ。公約違反に関する言及はなかった。
「首相はもともと年金問題に熱心ではないし、国民の目を公約違反という事実から避けさせたいのは明らかだ」(民主党幹部)
そのことを裏付けるように、12日夜には記者団に「来年3月末まで、できるだけ(年金記録を突き合わせる)名寄せはしますけどね。難しいものも、もしかしたらあるかもしれないですね」とも語り、あくまでも人ごとの様子だった。
参院選の際の安倍晋三前首相の説明が、国民に誤解を与えたのではないかとの質問に対しても「さあ、そのときどういうふうに言ったか、私も覚えているわけではないけどね」としらを切る始末。聞けば聞くほど怒りがこみあげてくるが、首相は11日にも記者団に「『解決する』と言ったかな。それは取り方もあるかもしれませんけどね」と開き直りの発言をしており、反省のかけらもないようなのだ。
それもそのはず、政府は「5000万件すべての行き先を確定すると説明したものではない」(町村信孝官房長官)とのスタンスで、なんとか逃げ切りを図る構えだからだ。
いずれにしても、目立つのは政治家の言葉の軽さばかり。
これでは“年金爆弾”の火の粉からは逃れる事は難しそうだ。
ZAKZAK 2007/12/13
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_12/t2007121304_all.html