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「本命久間」への突破口か(ゲンダイネット)2007年11月22日10時00分
守屋事件に絡み、東京地検特捜部が注目すべき団体をガサ入れした。外務省所管の公益法人「日米平和・文化交流協会」(東京都千代田区)――。理事名簿に多くの防衛族議員や軍需商社幹部が名を連ね、「山田洋行」の宮崎元専務も理事をしていた“防衛族のサロン”と呼ばれる団体である。
この協会を取り仕切っているのは、秋山直紀専務理事(58)。防衛族議員らによる「安全保障議員協議会」事務局長も務め、日米防衛関係者には知らない人がいない“大物ロビイスト”とされる人物だ。
守屋前次官は15日の証人喚問で、「秋山さんという方がいるが、『久間大臣と飲むから来ないか』と声をかけられた」と暴露した。この秋山氏について、野党から「参考人招致だ」の声が上がっているから、大物防衛族は泡を食っている。
「協会は議員会館の裏手にある超高級マンション『パレロワイヤル永田町』の最上階に広い事務所を構えています。購入すれば2億円は下らず、賃貸でも家賃は月90万〜100万円が相場とされている。この家賃や、毎年開く『日米安全保障戦略会議』などの運営資金の出どころは謎に包まれているが、協会理事には、久間元防衛相ら自民党の防衛族議員、防衛官僚、防衛関連企業幹部、米防衛関係者ら30人以上がズラリと並んでいる。山田洋行の米津佳彦社長もそのひとりです。
なかでも久間元大臣はVIP待遇で、秋山氏が『うちの先生』と呼ぶ間柄です。久間氏はこの事務所を自分の部屋のように使っていた。昨年12月に、日本ミライズ社長の宮崎が“スッポン接待”に久間氏を呼んだときも、間を取り持ったのは秋山氏といわれています」(防衛省事情通)
過去には石破防衛相や額賀財務相、福田首相、安倍前首相までが理事を務めていたから驚く。ただ、ほかの大臣は「石破」「額賀」と呼び捨てだから、久間元大臣だけを特別扱いしていたことが分かる。
「検察は守屋へのワイロを固めるために、山田洋行や宮崎元専務のウラ金の流れを洗ってきた。その流れ先の大きな溜まりが秋山氏の協会だからガサ入れしたのです。ウラ金が久間氏にも流れていたとしたら、いよいよ政界ルートへ突入です」(司法関係者)
検察が狙う本命は「守屋でなく久間」といわれているが、舞台は整ってきた。
【2007年11月19日掲載】
http://news.livedoor.com/article/detail/3399402/