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“小池の宿敵”軍需業者からゴルフ接待…甘い危機管理(ZAKZAK)
守屋前防衛事務次官
小池百合子元防衛相=写真右=と激しく対立して防衛省事務次官を退職した守屋武昌氏(63、同左)の業者との癒着問題が表面化した。防衛専門商社「山田洋行」の元専務が同社在職時に不正な支出を行っていた疑いが強まり、東京地検特捜部が捜査に乗り出した。守屋氏が元専務から長期に渡ってゴルフ接待などを受けていたことも発覚している。守屋氏については、海上自衛隊による米国艦船などへの給油問題で民主党が証人喚問を求めているが、この問題にも微妙な影響を与えそうだ。
関係者らによると、元専務は山田洋行時代、旧防衛庁(現防衛省)への営業活動や政界への工作などで中心的な役割を担っていた。その際、不透明な会計操作で不正な支出を行っていた疑いが強まり東京地検が経緯に着目。特別背任の疑いで、すでに関係者から事情を聴いているという。
守屋氏との関係が指摘される元専務は、守屋氏が航空機課長に就任した1990年以降に関係を深めていった。山田洋行関連のゴルフ場などで頻繁にゴルフをするようになり、時には守屋氏の夫人まで同席することがあったいう。
自衛隊員倫理法に基づき2000年施行された同倫理規程では、費用を自己負担しても利害関係者とゴルフをすることが禁じられている。
元専務が不透明な会計操作で捻出(ねんしゅつ)した資金の一部は、そうしたゴルフや飲食接待の原資になっていた疑いもあるという。
元専務は昨年6月、経営権を巡り、山田洋行のオーナー側と対立して退職。9月に同社社員数十人を引き抜く形で防衛商社「日本ミライズ」を設立して社長となった。この件では、山田洋行から約15億円の損害賠償を求める民事裁判を起こされている。
防衛省のドンと呼ばれた守屋氏は今年8月、次官人事などを巡って防衛相だった小池氏と官邸を巻き込む形で激しく対立。小池氏が内閣改造を待たずに辞意を表明する異例の事態に発展し、守屋氏も退職を余儀なくされた。その後、守屋氏は常勤顧問として防衛省に居座り、“院政”を敷く構えをみせたが、高村正彦前防衛相が激怒して結局、身を引くことになった。
自民党有力筋の1人は「事務次官を4年以上も務めた守屋氏については、かねてから元専務との癒着を問題視する声があり、それで小池氏もクビを切ろうとした。今後、捜査がどこまで及ぶか分からないが、省を巻き込む大スキャンダルに発展する可能性も出てきた」という。
ZAKZAK 2007/10/19
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007101906_all.html