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福田、低姿勢から一転給油活動問題で“逆ギレ”(ZAKZAK)
国会審議でこれまで低姿勢を貫いていた福田康夫首相が、インド洋での海上自衛隊の給油活動継続問題で、ついに“逆ギレ”した。これとは対照的に、アフガニスタンで活動する国際治安支援部隊(ISAF)への参加を主張している民主党の小沢一郎代表は、一転して慎重姿勢を見せ始めるなど、剛腕ぶりを封印している。
「いくら議論しても賛成と言わないでしょ、結局。そうなんでしょ」
16日の参院予算委員会。給油活動をめぐり、イラク戦争などへの転用疑惑を執拗(しつよう)に追及する共産党の小池晃政策委員長に対し、首相は激しく反論。小池氏は「アフガニスタン空爆やイラク戦争に加担したのではないか」と迫ったが、首相は「何で理解するような努力をしてくれないのか。見解の相違じゃないか」と激高、議論がかみ合うことはなかった。
これには、自民党幹部は「もともと首相は気が短い。我慢しきれず本性が出たんでしょう」と苦笑する。ただ、委員会終了後のぶら下がり取材で、記者団から「低姿勢が乱れたように思うが」と突っ込まれると、「いや、低姿勢ですよ。外相も防衛相も3回ずつお答えした。これで低姿勢でないといったら、ちょっとおかしいですよね」と平静を装った。
本性をのぞかせた首相に対し、剛腕が“売り”の小沢氏からは、党運営における強引さは影を潜めている。
これまで小沢氏は「国連の活動に積極的に参加することは、たとえそれが結果的に武力の行使を含むものであっても、何ら憲法に抵触しない」(月刊誌「世界」11月号)として、国連安保理決議で承認されているISAFへの参加を主張。「どうしてもイヤだというなら、離党するしかない」とまで発言していた。
これには党内からは「小沢独裁体制だ」「自衛隊を派遣するなら問題だ」などの批判が続出。結局、小沢氏は16日の記者会見で「ISAFの今の(治安維持の)やり方は賛成できない。治安回復はできていない」と述べ、治安維持活動より民生支援を重視する考えを示した。
これには自民党から「小沢氏の持論は腰砕けになった」(中堅)との批判も出る。
ただ、当初から小沢氏はISAFへの参加主体を自衛隊と考えているのかどうかは明確にしていない。対案の法案化を断念する可能性も示唆しており、党内に配慮した落としどころを模索しているのは間違いなさそうだ。
ZAKZAK 2007/10/17
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007101702_all.html