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中川秀直 ゾンビから一転“自民党の新帝王”へ(ゲンダイネット)
2007年10月09日10時00分
「政界ゾンビ」とは、この人のことか。
安倍官邸から遠ざけられ、参院選で大惨敗した幹事長として“死んだ”はずだったのに、中川秀直元幹事長がちゃっかり生き返ってしまった。
清和会(町村派)は、このほど町村官房長官が派閥会長職を返上し、谷川秀善参院議員、そして中川の3人による“トロイカ体制”となった。
だが、実体は「中川派への衣替え」(派閥関係者)だというから驚きだ。
「まさに安倍サマサマですよ。8月末の改造人事で麻生に幹事長をバトンタッチした中川は、やる仕事も帰る場所もなく、自民党のはぐれガラス同然でした。清和会は犬猿の仲の町村が会長だし、ゆくゆくは安倍が派閥を引き継ぐから、二度と出番はなく、親分の森も面倒の見ようがなかった。ところが、続投した安倍が突然政権を放り出し、政局がグチャグチャになったところで、起死回生、電光石火の動きを見せた。小泉と連携を取り、小泉チルドレンを束ね、麻生潰しの謀略戦を仕掛け、あっという間に福田擁立の流れをつくった。その功績によって、晴れて清和会復帰、実力者として復活となったわけです」(政界関係者)
やっぱりズル賢いヤツでないと生き残れない。4日の派閥総会では、連携した小泉を6年ぶりに出席させる演出もしてみせた。政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「小泉元首相は今さら派閥に復帰するつもりはありませんが、中川氏の後ろ盾になったのは事実です。これで清和会での中川氏の求心力がますます強まる。もともと派閥オーナーの森氏は、中川氏に派閥を継がせたかった。中川氏がカネを集められるからです。今回、森氏が名誉会長から最高顧問に退いたのは、“オレはもう派閥の面倒は見ないから、頼むぞ”と中川氏に託したものとみていいでしょう。82人の最大派閥を率いる中川氏は、町村氏を総裁候補に担ぐかはともかく、小泉チルドレンも抱え、ポスト福田を決められる立場に立った。次の自民党総裁は、中川氏の意のままといってもいいでしょう」
ゾンビから一転、自民党の「新帝王」とは驚き桃の木だ。なんたる人材難、どうしようもない政権政党ではないか。
【2007年10月6日掲載】
http://news.livedoor.com/article/detail/3336717/